ブログ

2013.03.12

南部美人(岩手県二戸市)

[日本酒酒蔵訪問]

南部美人。
岩手県外でも幅広くその名を知られる蔵として有名です。

「結の香」100%で造った純米大吟醸が完成した。
そんなお知らせを受け、酢飯屋代表・岡田とお酒担当・豊田は
東北新幹線はやて号に乗り込み、岩手県二戸市の蔵にお邪魔しました。
(今回の訪問の背景はこちらに記載しています。)

-----
南部美人さんのお酒は最近では海外でも幅広く活躍中。
大変知名度が高いので、どんなに広大な敷地でお酒を
造っているのかと思いながら訪れてみたらびっくり
街中の道路沿いに立つその酒蔵は若干大きめな日本家屋
といった趣なのでした。

20130312-13.jpg


ご同行いただいた岩手県庁の方に伺うと
南部美人の年間生産量は岩手県の酒蔵では
意外にも5位なのだそう。
いかに我々が生活の中でメディアに発信される
イメージに頼って物事を想像、判断しがちなのだ
ということを改めて認識させられます。

さっそく蔵元の営業課長・三澤淳一さんに
蔵の中をご案内いただきました。

入口には故山口杜氏と
現在活躍中の蔵人のお写真が。

20130312-12.jpg


蔵人に混じり、この春南部美人さんに就職予定の
かわいらしい高校生もお手伝い中。

20130312-14.jpg


室温30℃以上の麹室。
ここでゆっくりお米一粒一粒に
麹菌が入り込むのを待ちます。

20130312-15.jpg


麹菌が入り込んだお米はこんなかんじ。
お米の周りが白い粉に包まれたような外見。
口にするとほんのり甘みが口に広がります。

20130312-16.jpg


大きな仕込みタンクの中でふつふつと
小さな泡を立たせる発酵中のもろみ。

20130312-17.jpg


それぞれのタンクに、仕込み日付が
書かれた札がかけられています。

20130312-18.jpg

南部美人さんのホームページより酒づくりの行程を詳しくご覧いただけます。)


蔵の外に見える煙突。
3.11の震災で煙突の上部が崩れたそうです。
新しい素材で修復した様子が伺えます。

20130312-19.jpg

幸いなことに、震災では煙突以外は
蔵はほとんど無傷だったそうです。

-----
蔵の見学を終えると
事務所の机の上に待っていたのは
「結の香」をはじめとする
南部美人さんの日本酒ラインナップ。

今回の主役、美しいラベルに包まれた
「結の香」に岡田と私は大興奮。

20130312-20.jpg


三澤さんが一本ずつ丁寧に注いでくれます。
部屋中にふんわりと日本酒の
優しい香りが広がります。

20130312-21.jpg


さて、「結の香」のお味は・・・??
4月の酢飯屋でのお披露目会でぜひ直接ご堪能ください!
お披露目会開催の詳細はこちらから。


なお4月の酢飯屋お披露目会では、珍しいお酒として
「純米酒」と「梅」のみを原材料とした梅酒も
ご提供いただけるそう。

この梅酒、お味見しましたが、いわゆる「梅酒」と
聞いて思い浮かべるあのとろりと甘酸っぱいお酒とは
全く違う、良い意味で想像を裏切ってくれる、
そんな初体験なお味でした。
試行錯誤を繰り返して作られたこの梅酒。
この不思議な色合いにも秘密があるそうです!
(詳細は当日参加される蔵元さんに伺いましょう。)

酢飯屋代表・岡田もこの梅酒にぴったり合う寿司が
頭に浮かんだようで、納得した表情。

20130312-22.jpg

素晴らしい仕上がりの「結の香」をいただいて
とろけそうな体になりながら
お披露目会で使うその他のお酒のラインナップなど
三澤さんとご相談し、方向性が定まったところで
そろそろ電車の時間。

三澤さんに二戸駅までお見送りいただき、
この日の次なる蔵元さんのもとへ向かいました。

20130312-23.jpg


南部美人さん、ありがとうございました。
4月のお披露目会が楽しみです。

-----
[今回訪問した蔵元]
株式会社 南部美人
〒028-6101 岩手県二戸市福岡字上町13
TEL: 0195-23-3133
http://www.nanbubijin.co.jp

訪問日:2013年3月12日

IMG_0186.jpg
純米吟醸 心白 山田錦
使用米 山田錦100%
精米歩合 50%
原材料名 米(国産)、米麹(国産米)
アルコール分 16.0度

IMG_9305.jpg
形状 新たに生まれたこと
醸す還す舞う 一心 ふくよか
使用米:雄町100%
精米歩合:50%
原材料名:米(国産)、米麹(国産米)
アルコール分:16度

IMG_9313.jpg
形状 新たに生まれたこと 光 清冽な 恵み
使用米:愛山100%
精米歩合:50%
原材料名:米(国産)、米麹(国産米)
アルコール分:16.0度以上 17.0度未満

nanbuIMG_8923.jpg
純米原酒 13度
アルコール:13度以上14度未満
原材料:米(国産)・米麹(国産米)
精米歩合:60%
日本酒度:+3
酸度:1.6

bijiIMG_9294.jpg
木桶仕込み純米酒
桶の民 おけのたみ
原材料:米・米麹
アルコール分:15度以上16度未満
国産米100%使用
精米歩合:65%

50年の歳月を越えて復活させた木桶仕込み純米酒
南部美人オリジナルの製法『全麹三段仕込み』を応用し仕込んでいます。
山吹色とさわやかな酸味、旨味が特徴です。
木桶で醗酵させたもので、樽酒とは異なります。

bijiIMG_9296.jpg
この5角形デザインのこだわりにしびれます。

bijiIMG_9298.jpg

bijiIMG_9290.jpg
ALL KOJI
原材料:米(国産)・米麹(国産米)
国産米100%使用
精米歩合:65%
アルコール分:15度

IMG_3981.jpg
南部美人 糖類無添加梅酒
リキュール
原材料 清酒・梅
アルコール分 9度〜10度
製造年月 2015年1月
特許番号 第4415072号
農商工連携事業認定

ん、梅酒ヌーボー?
聞き慣れない方も多いかと思います。
こちら、酢飯屋で現在こっそり仕入れている裏メニューです。

岩手県二戸市の南部美人さんが今年から新商品として
出された注目のお酒なのです。
出荷された2013年7月下旬はWebなどでも話題となっていたので
ご存知の方も多いかもしれません。

南部美人さんがもともと出されている「糖類無添加 梅酒」
(酢飯屋でも大好評すぎて毎月取り寄せさせていただいています)
の、これまでの一般的な「梅酒」の常識を覆すほどの
斬新さと美味しさは、以前にもピックアップ記事
ご紹介しているとおりですが
この梅酒の、ヌーボー(新酒)版なのです。

umeshu_nouveau02.jpg

-----
このヌーボーに使われる青梅は、梅の名産地
である和歌山県で6月に収穫されたばかりの新しいもの。
それらを、春に出来上がったばかりの今年の
南部美人さんの新酒につけ込み、
糖類を一切添加しない独自の技術を用いて2週間程で爽やかな
梅酒(そして美しいロゼ色)を完成させています。

通常は焼酎などに熟した梅を3ヶ月は漬け込むことが
多いですが、こちらは"旬"を大切にしたもの。
どこよりも早くこの梅酒を世の中に出したい、
という南部美人さんの想いが実現した品です。

口に含むと梅の繊細な風味が鼻を抜けながら
(ちょっと昔なめた「小梅ちゃん」キャンディーの
甘酸っぱさを思い出します)、飲み終えた余韻は
最初は梅、続いて日本酒の原材料である米のじんわり
とした旨味も後追いでやってくるという不思議な感覚です。

通常の南部美人さんの梅酒との違いを蔵元に伺ったところ、
通常の梅酒は、通年商品として味を均一されるよう
お酒も梅も新モノとは限らないそうです。
口に含んだ印象も、通常のものはより"とろん"とした
印象があります。
となると、今の季節は、より酸味が涼やかなヌーボーを
きりりと冷やしていただくのがオススメかも。
何よりも今の季節しかいただけない逸品です。

umeshu_nouveau01.jpg

-----
アルコール度数は9-10度と高すぎないので、
ランチやカフェタイムにお洒落なロゼワインならぬ
ロゼ梅酒として冷え冷えの一杯を召し上がりいただく
のもオススメです。
暑さと汗が吹き飛ぶこと間違い無しです☆

また夜は酢飯屋で提供するコースの一品目にお出しする
ことの多い酢漬けとも優しい酸味がぴったりですので
是非最初の一杯目としてもお試しください。

なお、青梅の収穫量に限りがあるためこのヌーボーは
貴重な限定品となりますので、在庫がなくなり次第
酢飯屋でのご提供も完了となります。
お早めにどうぞ!

nannbuIMG_9855.jpg
山ぶどう梅酒 や ゆず酒もございます。