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岩手県盛岡市紺屋町「菊の司酒造」

[酒蔵訪問]

盛岡駅からほど近く、市内を流れる中津川の
真横に位置する菊の司酒造さん。

美味しい日本酒造りには新鮮で美味しいお水が必須。
菊の司さんも、綺麗なお水が流れるこの川のすぐ脇で
220年に渡りお酒を造り続けています。

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こちらでも岩手県が10年の月日を費やして開発した
「結の香」を100%使って純米大吟醸が完成したと伺い、
岩手県庁の方々に連れられ、酢飯屋代表・岡田と
お酒担当・豊田は、中津川沿いの自然豊かな
景色を眺め歩き蔵へ向かいます。
(今回の訪問の背景はこちらに記載しています。)

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菊の司酒造さんに到着。
200年以上の歴史を感じる貫禄のある外観です!

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中へお邪魔すると、十五代六右衛門
平井滋社長自らお出迎えいただだきました。

通していただいた事務所にて早速見つけました、
完成した「結の香」純米大吟醸!

菊の司ゆいのか

今回「結の香」は岩手県内6蔵で造られましたが
使われるラベルのデザインは統一で
蔵ごとにラベルの色を変えて出荷されています。
菊の司さんが醸したお酒は、うぐいす色のラベルに
瓶詰めされています。

試飲の前にまずは蔵をご案内いただける
ということで、関係者で蔵の中へ。

長い歴史を感じる蔵の中。
写真右手に見えるのは深さにして8mの井戸。
菊の司さんのお酒造にはこの中津川の伏流水を
地下から井戸で汲みとり使用します。

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麹室では麹米のほぐし作業の真っ最中。
麹室の中は菌が活動しやすい様に高温、多湿。
なので自然と(男性は)上半身裸、となるのですね。

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杜氏・高橋利明さんが見せてくださったのは
仕込みの準備に入る麹。そして
長年の酒造りの経験が詰まった杜氏の手の平。

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酒母室の中、お酒の元となる酒母。
激しく泡立つ姿は
「早く私でお酒を造って!」
と言わんばかり(勝手な想像)。

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酒母の仕込みタンクの前で
酢飯屋代表・岡田が高橋杜氏のお話を
じっくり耳を傾けて伺っています。

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発酵が終わったお酒を圧搾する機械の前で
高橋杜氏のお話を聞く関係者一同。
ここから絞りたてのお酒の試飲が始まります。

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実はこの日、岩手県庁の農林水産部の方々や
盛岡タイムズの記者さんも駆けつけ
皆で「結の香」の仕上がりを
確かめるべく集われていました。

岩手県のみなさんの「結の香」への期待と
意気込みが感じられるひとときです。
ひとりひとりお猪口に配られたのは
「結の香」の原酒。まだ火入れも加水もされていない
菊の司さんの素の「結の香」純米大吟醸。

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いただきます!

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う〜ん、悶絶してしまいそうな
とろーり蜂蜜のような香り。
味わいは、、前回に続き申し訳ありませんが
ここではあえてお伝えせず、4月の酢飯屋での
お披露目会でぜひ直接ご堪能ください!
お披露目会開催の詳細はこちらからどうぞ。

この後事務所に戻り
4月の酢飯屋でのお披露目会で
提供いただくお酒について話し合い。
結果、「結の香」以外は、菊の司さんの
自慢のブランド「七福神」から何種類か
出していただくことに決定しました。

4月のお披露目会が、今から楽しみです。
菊の司さん、ありがとうございました。

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[今回訪問した蔵元]
菊の司酒造 株式会社
〒020-0885 岩手県盛岡市紺屋町4-20
TEL: 019-624-1311
http://www.rnac.ne.jp/~esake/

訪問日:2013年3月12日