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2018.01.30

Jacques Lassaigne(ジャック ラセーニュ)

[酢飯屋のナチュラルワイン]

生産者:Jacques Lassaigne(ジャック ラセーニュ)
オーナー:Emmanuel Lassaigne(エマニュエル・ラセーニュ)

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Blanc de Blanc Extra Brut AOP Champagne NV
ブラン ド ブラン エクストラ ブリュット
ぶどう品種:シャルドネ100%

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emmanuel lassaigne domaine jacques lassaigne harvest montgueux grape press.jpg

エペルネーから南に約80kmのところに位置する
Montgueux(モングー)村はシャンパーニュ地区でも最南端の産地にあたり
エペルネーからこの一帯まで一面ぶどう畑が広がっており、
ここで「本場のワイン作り」を学んだそうです。
シャルドネの銘醸地「コート・デ・ブラン」から続く
白亜質の強い石灰の層が再度この地域で露出します。
村全体で186Haある畑の85%はシャルドネが植えられており、
「第2のコート・デ・ブラン」と呼ばれています。

ジャック・ラセーニュは現当主のエマニエル・ラセーニュの父。
ジャック自身が生まれたモングー村の地質に惹かれ
「ここなら素晴らしいワインができるはず」と
フランスのワインが世界的に注目され始めて間もない頃の1964年に
兄弟4人で始めたレコルタン・マニピュランです。

斜面に広がる優れた畑を少しずつ購入、拡張しながら、
ぶどうの苗木を自分達の手で植えていった。
その時シャルドネにマッチした白亜質の区画を厳選したのは言うまでも無い。
現在4.7Haの自社畑を持つ家族経営の蔵元。
所有する畑もすべてが白亜質の土壌で
南東から南向きの最良の区画に植えられたシャルドネはとてもよく熟し、
南国のフルーツのような果実感を感じさせます。
今日、味わい深く繊細な風味を生みだすぶどうは、
父達が汗水垂らして植樹した1本1本のぶどうのお陰なのです。

モングー村近くのTroyes(トロワイエ)は、
実は日本とゆかりのある場所なのだそう。
明治時代に政府の命を受けてぶどう栽培の研修に来た3人の日本人青年が訪ねた地であるという。

今や、自然派シャンパニュとして
パリのワインショップやビストロで大人気のジャック・ラセーニュ。
エリゼ宮の晩餐会で使用されたこともあるそうです。

【モングー村の特徴】
スタイリッシュなライン
チョークのような白亜質土壌の区画ゆえ、
きりっとしたミネラル感としまりのあるラインがでる。

Cotes des Blamcsより高い熟度
さらにCotes des Blamcsより南に位置するという点と、
Cotes des Blancは東向きの斜面なのに対し、
ここでは南東向きという日照に優れた条件がぶどうの熟度を高め、
出来上がったシャンパンによりたくさんのボリューム感を与える。

現在は父ジャックさんと息子のエマニュエルさん兄弟の3人で協力して、
畑も蔵の仕事も、父の経験と息子達のアイディアを取り入れながら
一致団結してレベルアップを目指しています。
エマニュエルさん兄弟が中心になって作り出したのは1998年から。
彼は、小さな時からぶどう畑が遊び場だったくらいワインにべったりで、
父の背中を見て育ったためか、
最終的には醸造家になるのが天職と自然と考える様になった。
経済を専攻した大学時代に4ヶ月東京に滞在したことがある親日家でもある。


【蔵の特徴】
ロゼ以外はシャルドネ100%の「ブラン・ド・ブラン」だけを作る。
ラベル上にあえて大きく表示しないが、
この地区の「テロワール」を余すところ無く発揮してくれるシャルドネを
こよなく愛する。
シャルドネ特有の繊細な風味にミネラル感が加わる。

畑は南東向きの斜面にあり、日差しが多く日照に優れる。

細かな泡立ちには秘密が。
一般的なビン内発酵の時の温度を、
約2度下げた地下カーヴ(9~10℃)でゆっくり行なうことによって、
極めて細かく溶け込んだ泡ができあがる。

毎年「ヴィンテージシャンパン」を造り、
熟成の経過を研究するあたりは、
代替わりしたチャレンジャー的な熱心さが現れている。

【栽培】
自然に優しい「昔ながらの栽培」を引き継いで丁寧な栽培を行う。
手間暇かかる畑作業は、
父とエマニュエル兄弟の他に従業員一人を雇って、4人でしている。
土壌が元海なので石灰質土壌からくる塩気、ミネラル感と
華やかなシャルドネの香りが漂う。

【醸造】
ぶどうに由来するデリケートな芳香成分を失わないように、
次の点に注意している。
醸造・熟成中はポンプを極力使わない作業をする。
亜硫酸を極力使わない醸造。
一般的なシャンパン作りでは醸造中のいろいろな過程で亜硫酸を加えるが、
そのせいでぶどう本来の香りを無くし、頭痛がするシャンパンになる。
この蔵では「門出のリキュール」の時には添加しないなど、
できるだけ使用を抑えたシャンパンを造っている。
原酒作りは、ノンコラージュ、ノンフィルター。
原酒のブレンドは収穫年のワインを主体(60~70%)にして、
前年のリザーヴワインを30~40%混ぜる。

【テクニカルデータ】
Brut Blanc de blanc:約4Ha。
食前食中万能型。
酢飯屋なら食前、お寿司の前半にオススメです。
野菜のテリーヌや繊細な味付けの料理と相性がいいワインです。
樹齢:43年
収穫量:40~60Hl/Ha
ドザージュ:8~9g/l