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2019.01.05

伊根漁港(いねぎょこう)

[海の生き物]

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日本に数ある漁港の中でも、とても珍しいスタイルをもつのが
京都府 伊根町の伊根漁港の『浜売り(はまうり)』です。

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水揚げされた魚がカゴに入れられて並んでいる風景は
通常の漁港と同じ感じです。

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水揚げされた魚は次から次へと魚種、サイズ別に分けられていきます。

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そこにバケツを持った一人の男性が!
真剣に魚を選んで、バケツに入れていきます。
お料理屋さんの仕入れでしょうか。

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こちらでは、細かなイワシやイカなどを選別しています。

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あ、またバケツを持った方が。
みなさん、バケツで仕入れにくるのかな?

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おおお!マグロも水揚げされました。

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下処理してすぐに冷やし込みです。

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アカヤガラ

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漁港にきて、水揚げシーンを見ていると、
どんなに朝早く起きても、すぐに脳が覚めます。

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このスポンジの大きな柔らかいマットの上で、マグロなどの大物が下処理されます。

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漁港あるあるですが、様々な種類の鳥たちが
おこぼれを狙いに飛び交います。
俺も鳥だったらそうします。

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お!ヒゲソリダイを神経締めしているお兄さんがいます。
この人も飲食店をされている方のようです。

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大きなソデイカがデデーーーーンっと。

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通常、水揚げされた魚は競り(セリ)にかけられて、
その後、魚に値段がつけられて、そこで初めて購入できるわけですが、
伊根漁港の場合、セリをしていません。
それどころか、
水揚げされた魚をそのまま選んでバケツに入れてしまっています。
いいんですか?この仕組み??
どうやら、これが伊根のスタイルそのもののようです。

まず、朝7時前後に漁港界隈の住民向けに、町内放送が流れます。
そこで、本日の水揚げが何時くらいから始まるのかをお知らせすることで
住民がフェアに漁港に向かうことができます。
水揚げされた魚は上記の通り、セリをせず
まずは地元の一般の方々が一番良い状態の一番良い魚を
自身の目で確かめ、選びます。
もちろん、この場には料理屋さんたちも多くいます。
そして、バケツに入れ、魚種ごとに軽量してそのまま購入できます。
これが『浜売り』です。
残ったお魚(と言っても鮮度抜群な魚ばかり)を漁港が箱詰めして都心部に出荷する流れです。

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写真なので、伝わりづらいですが、
このヤリイカもまだ生きてますからね。

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船が到着して、魚が水揚げされて、魚種など選別作業をしている間に
次に到着する船を待ちます。

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鳥とともに船が一艘帰ってきました。

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何が獲れたのかなー。
ワクワクしてたまりません。

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活魚を入れておく場所もあります。

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定置網船ですね。

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ちらちら見えるあの黄色いヒレ。
冬の京都の海で獲れるもの。
なんでしょうか??

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大きなタモですくい上げます。

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丸々と太ったブリでーーっす!

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まさに『水揚げ』。

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すくい上げたタモはクレーンで持ち上げられ、

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選別台に着地。

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タモの底を開いたら、ドドドドドーーーーっと、ブリが暴れまわりながら飛び出してきます。

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サクサクと選別。

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そして2杯目のタモ。

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同じく水揚げしてすぐ選別していきます。

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カゴに入りきらない、10kg前後のブリだらけ。

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ヌルヌルしてますから、手でちょいと押せば、その方向へスルスルと進んでいきます。

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この日は大漁でした。
ブリブリブリブリ!!!!
ブリラッシュです。

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と振り返るとこちらには、ヤリイカがビンビンで水揚げされています。

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伊根には5つの漁港があるそうで、もう一つの漁港にも行ってみました。
こちらは、この日はヤリイカ多めでした。

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僕もバケツをお借りして、真剣目利きタイム。
すぐに箱詰めして、東京の酢飯屋まで発送。
翌日の午前中には届く感じです。

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伊根湾は是非、地図で見ていただくとわかりやすいのですが、
若狭湾の中の、更に湾の中の、更に湾なんです。
その小さな湾を蓋をするような感じであの小さな無人島があります。
そのおかげもあって、
冬の日本海にも関わらず、
あの荒れ狂う日本海イメージとは全く異なる、穏やかな海です。

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この場所が最高過ぎて、
翌朝も、伊根漁港に行っておりました。

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黒い帽子の青い人が僕です。
浜売りを見学に来ていた観光客のおばさまたち、何人にも声かけられて、
片っ端から魚の名前を教えていたりしていたので、
完全に漁協職員と思われていたようです。。^^嬉

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この日はカワハギ、ウマズラハギ、マアジ、アカヤガラ、ブリ、クロダイ、カナガシラ、ヤリイカ、マトダイなどが水揚げされていました。

伊根漁港のセリ無しシステムは、
魚が大好きな方には最高の、街の魚屋さんです。
ここに住めば、毎日毎日、リーズナブルに美味しい魚が食べられますよ!!