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2017.12.26

仁井田本家(福島県 郡山市)

[日本酒]

創業は江戸時代中期1711年(正徳元年)。
300年余りの歴史がある福島県郡山市の酒蔵さんです。
自然栽培米だけで造る蔵の代表銘柄、
仁井田本家の『自然酒』が誕生して50年が過ぎました。
ラベルが一新され、名称も『にいだしぜんしゅ』に。

『自然酒』は十七代蔵元の故仁井田穏光(にいだやすみつ)さんが
「お神酒に相応しい、本物のお酒を造ってほしい」と依頼を受け、
1967年(昭和42年)に醸造、販売を開始したものです。

自社田と県内、県外の契約農家さんが作付けした
無農薬・無化学肥料で有機肥料も使わずに生産した自然栽培米を原料に
伝統の生酛造りで仕込んだお酒。

2011年に、日本で初の100%自然米使用の酒蔵に。
2013年からは「醸造用乳酸」の使用をやめ、
自然派酒母100%の酒造りとなり、
2014年からは「おり下げ」廃止。
※「おり下げ」とは、柿渋などの「おり下げ剤」を使用し、
酒のにごりの原因となるたんぱく質を沈殿、除去すること。
2015年からはもう一段階進化し、「生酛仕込み」を開始。
蔵の微生物による力強い発酵力を活かした、
自然米と天然水だけを原料とする、より自然な酒造りの酒蔵さんです。

醸造に使用する仕込み水は自社田近くの
竹の内の井戸水(中硬水)を汲み上げたものと
自社所有の山から湧き出る
水抜きの湧水(軟水)の2種類の天然水をブレンド。
洗米やタンクの洗浄にも全て天然水が使用されています。

大切な水源を守り、良質な水田を増やすために
社員全員が自社所有の山の管理や苗作り、
田植え、除草、水の管理、稲刈りなどに携わっています。

10月から3月までは酒造り、4月から9月末までは酒米作り。

良い米と良い水が身体にいいお酒を造る。が原点。
創業から『酒は健康に良い飲み物でなければならない』という信条を
代々受け継ぎ、日本で最初の自然酒を醸した金寶酒造は
自然米100%、純米100%、天然水100%の酒造りをしています。
「日本の田んぼを守る酒蔵になる」がコンセプトです。
現在、仁井田本家十八代目 仁井田穏彦社長より。


冬に杜氏さんを招いて酒造りをお任せするのではなく、
社長自らが杜氏を務め、蔵人全員が
「日本酒のことなら何でも知っている、酒造りのプロ集団」を目指して
冬は全員で酒造り、夏は全員で米作りを行なっています。


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仁井田自然酒 きんぽう
自然米全量使用
片口:岳中爽果さん

マンボウの腸の味噌漬け炙り握り寿司には
46℃ 常温たらし 44℃ 錫 大盃が合う。

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自然栽培米全量使用・生酛仕込み
寒仕込みの行われる時期限定の
新酒 しぜんしゅ しぼり
ほのかな酸味と甘みと米の旨みが凄いです!
自然発酵による炭酸ガスも残ってます。


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しぜんしゅ 生酛 しぼり 生
アルコール分 16.5度
精米歩合 80%
自然栽培米

60℃までお燗して、生稲荷寿司(生ゆば寿司 醤油麹のせ)にペアリング。
生稲荷とHOT稲荷の間の、何かわからないくらい美味しい。


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しぜんしゅ 生酛 にごり
アルコール分 16度
精米歩合 80%
自然栽培米

しぜんしゅ にごり 生酛仕込み
もろみを石臼で挽いた真っ白なとろとろのにごり酒。
表現するならば、辛口の甘酒。
甘いのか?辛いのか?
甘くて辛いんです。

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しぜんしゅ 生酛 純米原酒
アルコール分 16.5度
精米歩合 80%
自然栽培米

自然米の旨み、甘みを最大限に引き出すために
蔵に伝わる独自の汲み出し四段仕込みで醸した
甘辛純米原酒。
70℃までお燗しても大丈夫だった。凄い。。
サワラの藁焼き握り寿司に醤油漬けにんにくを刻んだものをのせてペアリング。

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自然酒の古里 田村
生酛純米吟醸
アルコール分15度
原料米 自然米(農薬・肥料全般を一切使わず栽培した酒造好適米)100%
精米歩合 60%
杜氏名 仁井田 穏彦
装丁 田村 義也


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百年貴醸酒 2017
無肥料自然栽培米100%の生酛純米造り
アルコール分 16度
精米歩合 70%
放射線物質不検出確認済
シロカジキの湯霜漬け握り寿司 いちじくペーストのせとお燗43℃と相性抜群だった。
バショウカジキの湯霜漬け握り寿司 生いちじくスライスと50℃ 常温たらし 44℃ 錫 小盃 が抜群の美味しさ。
 
日本酒はお米と水で仕込みます。
水の代わりに日本酒を使って仕込む。
お酒をお酒で仕込む。
そんな、とても贅沢なお酒を貴醸酒(きじょうしゅ)と呼びます。
2011年創業300年を機に
仁井田本家さんでは毎年、前の年に造った貴醸酒を使って
貴醸酒を造るという、再仕込み貴醸酒を造り続けています。

2110年の創業400年の時には
100年分の貴醸酒が継がれ続けた
『百年貴醸酒』が完成します。

百年貴醸酒の瓶の意匠は
仕込みの年月を表しています。
一年ごとに目盛りをひとつ増やし、
百年目には月が満ちるように、
ふたつの円が完成します。

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しぜんしゅ 生酛 燗誂(かんあつらえ)
アルコール分 14度
精米歩合 80%
自然栽培米

40歳を越えた大人に贈る。
と蔵元さんが謳われている通り、
旨口なのにこんなにスッキリきれるお燗酒。
1年熟成させる事で、よりまろやかな
味わいに仕上げられております。


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自然酒と自然卵のたまござけ
アルコール分 9度以上10度未満
原材料名 日本酒・鶏卵・洗双糖
エキス分 2度以上20度未満
品目 リキュール

天然のアミノ酸が豊富な自然米100%の料理酒
通称、食べる日本酒『旬味』と
福島県会津坂下の、やますけ農園さんの健康な鶏が産んだ『自然卵』、
種子島産の洗双糖で手造りされています。
冷やして飲むとカスタードクリーム、プリンのような滑らかな甘み。
温めて飲むと蒸しプリンのよう。体がぽかぽかになります。
うんまいです!

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自然米全量使用
にいだじぜんしゅ さけかす
(保存方法)8度以下の冷蔵か冷凍

【酒粕の効能】
酒粕には約8%のアルコールと
澱粉(でんぷん)、タンパク質、繊維質、
発酵中にタンパク質分解によってできるペプチド、
アミノ酸、ビタミン、さらに発酵で活躍した酵母など
豊富な栄養源が含まれています。
また、血糖降下やコレステロールの低下
美肌効果のある成分も含まれていることが
認められています。


〈甘酒のつくり方〉
自然酒粕200gに水900cc(5合)を加え、
1時間ぐらい水につけておきます。
そうすることで酒粕が溶けやすくなります。
それから、時々かき混ぜながら、とろみがでるまで
弱火で熱を加える。
次に、砂糖を150g入れ一煮立ちしたら出来上がりです。
味の濃淡、甘味の程度は
酒粕、砂糖の量で調整。
夏は3分の2程度に薄めに作り、冷蔵庫でよく冷やして飲んでも美味しいです。

〈粕汁のつくり方〉
鍋に水とサッと熱湯に通した塩鮭と冬野菜(大根、里芋、白菜、ネギなど)と
酒粕と一緒にコトコト煮込みます。
野菜等が煮えたら味をみて味噌で味付けして完成です。

〈粕漬のつくり方〉
酒粕に自然酒または味醂を少しづつ加えて
耳たぶ位の固さに練り合わせ、
その中にイカ、鮭、白身魚、お肉、野菜類を漬けて2,3日で完成。
生で食べられるものは生で、焼くべきものは焼いて食べると美味しいです。
お好みで味噌を加えて練り合わせた中に漬けても美味しいです。


〈仁井田本家さんの素晴らしい取り組みの一部〉
・自社田での草取りは、中野式除草機や手取り、かぶとえびで行なっている。
・洗米廃水など、蔵から出る廃水は最新の処理施設で浄化。
・瓶のまま再利用できるリターナル瓶の使用率は約95%。
・外装の箱や包装をなく簡易梱包にすることで、環境に配慮。


製造者 有限会社 仁井田本家
福島県郡山市田村町金沢字高屋敷139番地
0120-552-313
ホームページwww.kinpou.co.jp


酢飯屋の日本酒部長であり、熱燗DJつけたろうであり、日本酒ライターの
KENZOがRettyさんのグルメニュースで書いた
泣ける、仁井田本家さんの記事はこちらからどうぞ!
父が死に、蔵が焼けた絶望の12年。創業300年の酒蔵が「100年後に完成する日本酒」に託した想い