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中取り(なかどり)

[日本酒]

【中取り(なかどり)】

仕込み桶の中で
じっくりと丁寧に醸され
搾りの時を迎えた白い醪(もろみ)は
『槽(ふね)』とも呼ばれる搾り機に掛けられ
澄んだお酒と酒粕とに分けられます。

この搾りの行程は『上槽(じょうそう)』,『槽掛け』とも呼ばれ
一晩、じっくりと時間を掛けて搾られます。

垂れ口に搾り出てくるお酒は
最初に出てくるお酒を『荒走り(あらばしり)』
続いて出てくるお酒を『中取り(なかどり)』
そして、最後の部分は、『責め(せめ)』
と呼び、その香りと味わいは、刻々と変化していきます。

特に『中取り』は『中垂れ(なかだれ)』とも呼ばれ
搾り始めより香り豊かで味わいに深みが増し
圧力を掛けていないため
澄み切った透明感んある味わいに。
味と香りが調和した最も美味しいところと言われています。