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合同会社シーベジタブル

[料理海藻]

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2021年1月
僕、酢飯屋 岡田大介は、
合同会社シーベジタブルにJOINすることになりました。
これまで培ってきた自分の持つ様々なチャンネルを
海藻というジャンルでも生かせたらと思っています。
シーベジタブル(Sea Vegetable)。
海藻とは、まさに海の野菜という位置付けからそう表現されるわけですが、
海藻のことをどれくらい知っているかと問われれば、博識の真逆の薄識。
魚や野菜や肉、調味料に詳しい方々でも
海藻となると薄識というところもまた、自分にとって魅力的でした。

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思い返せば、僕が初めて海藻に興味をもったのは小学校3年生。
夏休みの自由研究の題材を『海藻標本』にして、
千葉県の太海海岸というところに家族で行って、海遊びついでに
様々な海藻を採集し、家に持ち帰ってきて、庭でしっかりと太陽に当てて乾かした海藻を
ホッチキスやセロテープを駆使して、画用紙に貼り付けて
パンチで2つの穴を開けたところにヒモを通して、束にしたものを提出したのを覚えています。
自分としては大傑作。
先生にもとても褒められた記憶もあります。
しかし、夏の終わりの小学校のムンムンとした暑い廊下に飾られた僕の傑作は
どの友達の作品よりも磯の臭いを発し始め、数ヶ月間飾られる予定だったその作品を
放課後こっそりと取り外し、持ち帰った小学3年生の僕のことを覚えているのは
今の僕だけだから、またここで自分を褒めたいと思います。
『すばらしい作品だったよ。』

24歳で酢飯屋を立ち上げた僕が
最初にオリジナル商品として物販を始めたのは海苔(ノリ)でした。

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岸川さんの夜摘み塩のり

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次に商品化したのは、『鳴門のうず潮ゴリゴリわかめ』(乾燥ワカメ)でした。

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次に商品化したのは、『にっぽんのひじき』(乾燥ヒジキ)でした。

思い返せば、僕は寿司や魚に注視し過ぎていて
これだけ自分に影響を与えてくれている海藻と
しっかりと向き合う時間が全然少なかったんだと猛省しました。

僕が書く、この合同会社シーベジタブルのブログページには、
誰でもなるべくわかりやすいように、
海藻の魅力を噛み砕いてお伝えし、
多くの方々に海藻に興味を持っていただける
きっかけになれたらと思っております。
僕のブログは基本的に長くて、写真も多いです。
でもそれが僕の特徴です。
どうか、ひとつの読み物としてお楽しみいただけましたら幸いです。

【合同会社シーベジタブル】
ホームページ:https://seaveges.com/


海藻の未来を担う「海藻ベンチャー企業」
SEA VEGETABLE(シーベジタブル)】が
どのような経緯で世に海藻を発信しているのか?
綺麗な海藻映像とともに観ることができるショートムービーです。
「海藻で、海も人もすこやかに」


(7:23)

日本にはおよそ1400種類の海藻が分布していると言われています。
沿岸を南北に暖流(黒潮、対馬暖流)と寒流(親潮)が流れ、
世界中で最も多様な種類の海藻が分布する場所となっています。
海藻は、光合成色素の違いによって、
・緑藻(りょくそう) Chlorophyta
・褐藻(かっそう) Phaeophyta
・紅藻(こうそう) Rhodophyta
の3つに大きく分けられています。
皆様は、何種類の海藻の名前を言えますか?
僕も今現在は、海藻偏差値が低すぎて、
ワカメ、コンブ、ノリ、ヒジキ、。。。。
というレベルですのでご安心ください。
これから海藻の世界をみんなで深め
みんなで海藻偏差値を上げていきましょう!
美味しくて、食感の面白い海藻は
料理好きな方が手にしたら、色々な海藻料理の発想が浮かぶはず!
僕も色々浮かびます。


ナトリウム以外のミネラルが濃縮しているのが海藻というのも
栄養価的に期待できるものばかりそうで、楽しみです。

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ここからは、
〈海藻図鑑〉と〈海藻トリップ〉と〈海藻料理〉を記録しておきます。
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〈海藻図鑑〉
図鑑と言っても、自分がこれまでに出会ってきた海藻しか掲載しておりません。
海藻名をクリックするとさらに詳しく見れるようになっています。
・緑藻(りょくそう) Chlorophyta
・褐藻(かっそう) Phaeophyta
・紅藻(こうそう) Rhodophyta
の順にそれぞれアイウエオ順にしてあります。
少しずつ地道に増やしていきます。

【緑藻(りょくそう) Chlorophyta】
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カゴメノリ

【褐藻(かっそう) Phaeophyta】
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アカモク

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ウミトラノオ

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カヤモノリ

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クロメ

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セイヨウハバノリ

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ノコギリモク

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ヒジキ

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ホソクビワタモ

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ホンダワラ

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ワカメ

【紅藻(こうそう) Rhodophyta】

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トサカノリ

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フダラク

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ベニスナゴ

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マルバアマノリ

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ソゾ属の1種(未同定)
市販の海藻図鑑に載っていなくて、
海藻のスペシャリストでも同定出来ない海藻がちょこちょこ出てくるという、この世界。
調べればほぼほぼのことがわかってしまう世の中で
新種発見率がこれだけ高いジャンルってそうそう無い気がしますが
まさかそれが海藻だったとは。
海がますます楽しくなってしまう。


〈海藻トリップ〉については
知財も関わってきますので、公開のタイミングを計らせていただきます。

〈海藻料理〉についても
公開できる範囲のものから随時更新させていただきます。

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シーベジポンチ
海藻のフルーツポンチを試作中。