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うみとらのお・ウミトラノオ・海虎の尾・Sargassum thunbergii

[料理海藻]

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ヒバマタ目ホンダワラ科のウミトラノオ

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日本各地に分布している海藻で、環境は、潮間帯中・下部。
長さは30cm〜1mになります。

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写真は石川県 能登島にて2020年。
体は盤状の付着器から円柱状の短い茎が直立し、茎の先から多数の主枝が伸びています。
主枝には鱗状や線形の葉や、紡錘型の気胞が密に生えています。

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名前の由来は、虎の尾(しっぽ)に似ているから。

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潮間帯に生えていて、波の当たる岩上では主枝は短く葉や気胞も密ですが
波の穏やかな場所では長い主枝から側枝が多数出て、全く違う種類のように見えます。

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色々な海藻を見てまわっていたら
あの冷静で真面目でストイックなシェフ、高橋惇一くんが壊れてしまいました。^^

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ウミトラノオを真水で洗って、天日干し。

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そして、天ぷらに。
今回は、近くに生えていたアサツキと一緒に揚げました。

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ウミトラノオとアサツキの天ぷら

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ウミトラノオを茹でたり揚げたりして加熱すると、緑色になります。
茹でるとシャキシャキに少しザラザラ感が加わった食感ですが

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揚げるとザラザラ感が消えて美味しく食べられます。

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