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はだかいわし・ハダカイワシ

[料理海の生き物釣り・Fishing食遊び]

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※写真中央
ひがし北海道 釧路で釣りをした際、
海底から水圧の変化で膨らんだマダラの胃袋に入っていた
消化され始めたハダカイワシがマダラの口から飛び出してきました。

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ウロコがはがれやすく、
網にかかった時にはすでに裸の状態のため
名付けられた【ハダカイワシ】。
天敵から身を守るために光る発光魚です。

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かなり口が大きく開きます。
カタクチイワシよりは、エソのような構造です。


釧路で釣ったマダラヤナギノマイなどを、
その場で梱包し、友人やお客様にプレゼントしたのですが、

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変態歯科医の野上先生が、

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胃袋で半分消化されたハダカイワシを

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揚げて食べていました。
とてつもなく美味しかったそうです。^^;

SNSのコメント欄では、
『イヌイットがアザラシ狩ったら真っ先にご馳走として、腸の中身を搾り出して食べるわけです!』
とか
『肉とか魚を魚の胃袋と漬けておくとよいかもしれんな。』
とか
『恒温動物である人間の胃液と、変温動物なうえに極寒の海で生活するマダラの胃液では、そもそも酵素の種類が違うだろうな。
恒温動物のペプシンは最適温度が体温近くだろうけど、魚は0度近い温度で消化するわけだし。
そう考えると、冷蔵庫に入れておいても(いや、むしろ入れておいた方が)タンパク質分解する魚の胃ピクルスの方が、汎用性高いね。』
と言った話で盛り上がっていました。

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実は高知県でよく食べられていたりします。

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ハダカイワシではなく、「やけど」という呼び方で
メニューに出ていたりします。

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こちらの写真は「やけどの干物」。


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ハダカイワシ、脂たっぷりで美味しいです。