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北海道 小樽市(4日目)奇跡のニシン釣り編

[すし・sushi記録]

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小樽物語
4日目の朝は地元の方々の台所『なんたるいちば』からスタートです。

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やはり地元の方々で賑わっていました。

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冬の北海道らしい食材が並んでいます。

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鮭(サケ)の飯寿司(いずし)もありました。

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それなりに買い物をすると、くじの引き換え券をいただきました。
帰り際にくじを引くと、
なんと、次回お買い物時1000円引き券が当たってしまいました!!
記載してある期限内にまたここに来る予定もなかったので、
明らかに地元の方っぽい、雪かきに精を出しているお母さんが近くいらしたので
プレゼントすると、満面の笑みで喜んでくださいました!
なんか良いことした気がする気になっている自分は、
この後きっと良いことがあるに違いない!
と、すでに下心が出ているのであった。

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この日は、降る雪も優しかったので歩いて雪道を散歩しようと
なんたるいちばを出て、しばらく歩いて行くと

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もはや『セブンイレブン駅』みたいな、『南小樽駅』がありました。

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あの先にある海沿いまで行きたいのですが、
どなたか5分だけスノーボードお貸しいただけませんか?^^;

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誰もスノボ貸してくれませんので、シブシブ歩いて向かいます。
もはや、普通の道でさえも、ハンターマウンテン。

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海に到着ーー!

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なんだか不自然な雪が海に浮かんでいますね。。。

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えええええええええええ!!
そういうことっ!!!???
除雪した雪を海に。
確かにそれで解決ですね。
初めて見た光景でした。

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そして、小樽と言えば、コチラッ!!

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オタルを反対から読んで『LeTAO(ルタオ)』

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こちらが小樽本店です。

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本店限定で、数量限定の『モーモーミルクパイシュー』だとーー!!!!!!
そんな売り方ずるいですって。。
僕、シュークリーム大好きなんです。。。

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これ、スルーする人いるんですかね?? ^^;

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シンプルで美味しそうなルタオの定番。
シンプルで美味しいと言えば、お寿司もそうですよね。
通ずるものがあります。

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このシンプルさもまた、酢飯だけの寿司を彷彿とさせますよね。

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さて、2階がカフェになっているということで、
とりあえず、おじさん1人で、
1人ルタオを決意。

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注文したのは『奇跡の口どけセット』なるもの。

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北海道限定ドゥーブルフロマージュ

ヴェネチア・ランデヴー
のセットに
ドリンクは、『カリヨンの音色』なるもの。
いちじく、ピーチアプリコット、アイスワイン、アールグレイをブレンドした
本店限定のオリジナル紅茶です。

ということで、ルタオさんの戦略通りに注文。^^;
この時はまだ自撮り棒持っていなかったことが幸いして、
おじさんの1人ルタオ癒され自撮り写真は、残念ながらございません。

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小樽観光のメインストリートも、このとおり真っ白。

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小樽運河のところの橋で『あさくさばし』ってありまして
東京の浅草橋と関係してるんですかね?

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酢飯屋も一年限定 浅草橋店 というのをやっていたことがあったのでちょっと気になり。

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気温がマイナスとはいえ、
海も穏やかで雪もちらほらしか降らない今日みたいな日なら、
釣り人いるんじゃないかなー?
自分が釣りをするのも好きですが、
釣りをしている人とお話するのも好きなんですよね。
さすがにいないかー。。

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しかしなんだろうなー。
ただの倉庫なんだけど、なんか凄くいい!

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この倉庫もいい!

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海上保安庁の船『しれとこ』 だー!
かっこいい!!!

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海の安全を守ってくださり、いつもありがとうございます!!

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キュンキュンしますね。

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あれ??
港の角のあんなところにハイエース。
怪しすぎる。
ワンチャンあるなこれ。
でももしかしたら、ヤバい系かもしれないので
横からソッと覗いてみよう。

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釣り人いたーーーーーーーーーーー!!!!!!!

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『こんにちはー。何釣りですかー?』
※第一声で、『釣れてますかー?』はNG。
だいたい釣れていない釣り人が多いので、声かけられたほうもあまり嬉しくないためです。
やんわりといきましょう。

『ニシンだよ。』

おおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!
ニシン釣りは、僕もやりたかった釣りの一つです。

話をしていてわかったことは、
このおじさんは
・定年退職して、時間があるので、釣りに行ける日はだいたい釣りに出て、
夕食で食べる分くらいだけ釣って帰るということ
・歳の近い奥様と2人で住んでいて、成人になった子供たちは東京に出てしまったこと
・今日は14時から釣りを開始して19時くらいまでここにいる予定だということ
・まだ一匹も釣れていなくて、当たりすらないということ
・ぼくのことはきっと好青年なのだろうと勘付いて下さったこと

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『で、おじさん。このマシーンって一体なんですか??』


『自動しゃくり機だよ。』

自動しゃくり機!!!!!!!

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『仕掛けを上げたり、下げたり、自動で竿をしゃくってくれるんだよ。
寒い中ずっと手でしてたら疲れてしまうでしょ?』

!!
そんな釣りのスタイルがあったなんて。
釣りの醍醐味は人それぞれとはいえ、
竿さえ持たずに、ただひたすらにかかるのを待つスタイル。
これも文化なんだと受け入れるまで、少し時間がかかりましたが
逆に物凄く興味もわいてきました。

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え!
しかもこれ、本気出したら、竿が5本セットできるようになってる!?

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『これ、おじさんが自作したんですか?』
『いやいやいや、売ってるんだよ。』
『ええ!自動しゃくり機って、売ってるんだ。。。』

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バッテリーの電源を使って、分銅のような重りを上下させて竿をしゃくる。

百写真は、一動画にしかず。
衝撃の自動シャクリ機映像は
こちら、ご覧ください。

僕は、おじさんに本気で言いました。
『ぼく、どうしても活きているニシンが見たいんです。また夕方くらいに来てもいいですか?』
『あー、いいとも。君は本当に魚が好きなんだね。でも多分今日は釣れないと思うよ。』

あきらかに活性の無い海と、寒すぎる漁港。
僕はもう少し小樽観光もしたかったので、正直にそのように伝え、
一度海から街に戻ることにしました。

防寒バッチリとは言え、この吹雪の中の釣りなんて、中々ハードですよね。^^:

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途中の倉庫のロゴが、サ道の『蒸しZ』のマークにクリソツだったのでパチリ。

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雪国にお住まいの方には笑われてしまうかもしれませんが、
このくらいの長さのツララでも感動して写真撮っちゃいますよ。

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帰り道にちょこちょこ落ちているこのムール貝の殻。
カラスの仕業だそうです。

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あれ!!
完全に釣りに向かう人確定。
雪だろうが、マイナス気温だろうが、そこに海があったら、釣りたいですよねー。

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お昼ご飯は、小樽ジンギスカン倶楽部『北とうがらし』さん

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今までだったら寒い日にビールなんて絶対飲まなかったのですが
ここのところ、よくビールを飲むようになりまして。。
サッポロクラシック生で1人乾杯!
ニシンが釣れますように。

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こちらが名物の長ネギ一本焼き

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ラムステーキ

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ハサミで切っていっただっきまーす。

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ラムで満たされた男は良い気分でホテルに戻り、
夕方まで事務仕事開始。
考えてみれば、誰に言われるでもなく、
自分仕事のスタイルはずっとワーケーションだった。
寿司職人、料理人がワーケーション出来ることをどんどん証明していくぞ。
ホテルの窓から、外が少しずつ暗くなってきたのを確認して
そろそろニシン釣りのおじさんのところに行くことにしました。

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極寒の中、車に乗ることもなく、ただただ自動シャクリ機の竿先と小樽の海を眺めているおじさん
きっと冷えてしまっているだろう。
僕は、月9ドラマのように、自動販売機でホットコーヒーを2缶買い、
両ポケットに1つずつ入れました。

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船の灯りがともり、薄暗くなってきた小樽港。
釣り人の気持ちが高まる夕まづめ
お、俳句になっているじゃないか。^^;

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おじさんのハイエースが見えました。
さっきと車の向きが変わってるな。
風向きが変わって、それに合わせて車の向きを変えて風をよけているのだろう。
ホットコーヒー、喜んでもらえるといいな。
そして、ニシンが釣れているといいな。
その時の動画がこちらです。

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おじさん、コーヒー飲んでくれてる。
嬉しい。
だけどまだ
ニシンが港内に入ってこない、まだしばらく釣れなそうだなー。
とおじさん。

『おじさん、僕どうしても活きているニシンを見てみたいんです。今から、小樽 寿司屋通りを歩いてみたくて
もしよろしければ、ニシンが釣れたら、この電話番号にお電話いただけませんか?すぐに飛んできますので!』

おじさんは笑顔で僕の番号を受け取ってくれました。

『わかったよ。本当に今日は期待しないでおいてね。釣れた時に限り、電話するからね。』

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うわ!また吹雪いてきた!


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僕は一旦この場を離れ、おじさんからの電話を待つことにしました。


いつもは鳴らないように設定しているスマホの設定を変更し、
音量をしっかりと上げて、いつでも電話に気がつくように。
僕の心は、いつの間にか好きな人からの電話を待っていた若い頃の自分の心と一緒になっていました。

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日銀通りからサンモール一番街へ

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ボケたいけれど、自撮り棒がなく断念した商店街に突如現れたテーブルセット

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金物屋さんの前の巨大なヤカンやお鍋に驚いたり、

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わざとらしくも、絶妙な角度で立つマネキンがどんな表情してるのか見てやろうと
覗き込むと

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驚くくらい美人だったり

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そうしてようやく『寿司屋通り』に到着すると
おそろしく分厚い雪、というか氷の道になっていました。

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この厚さの氷の上をそれなりのスピードで車が走っていくから凄い。

さて、
ここからは『小樽 寿司屋通り』のお寿司屋さんのほんの一部をご紹介。
本当にお寿司屋さんだらけですよ。

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政寿司 本店

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鮨まるやま

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八田壽司
旭寿司 本店

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すし田

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寿し処 ひきめ

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寿し処 一休

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すし処 みやた

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おたる すし物語 日本橋

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すし勘

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幸寿司

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おたる村

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寿司 和食しかま

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鮨処 おやま田
鮨 ちさと
寿司処 海月(くらげ)

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寿司 達

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寿し 海鮮料理 聖徳太子 飛鳥支店 !!!!!!

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寿し割烹 た志満

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都寿司

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若寿司

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お寿司屋さんじゃないかもですが、 金太の金太

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吉野鮨

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寿司酒食事の店 三川屋

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SUSHI IZAKAYA 町の

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しかし、
歩いても歩いても寿司屋さんだらけ。
途中、寿司屋通りからも離れてしまったりしましたが
顔を上げれば寿司屋さん。
ほんと凄い数!

そう言えば、一向にニシン釣りのおじさんからの電話が鳴らないな。
やっぱり釣れない日だったかな。。。。
残念。
お腹も空いてきたし、せっかくなのでどこかお寿司屋さんに入ろう。
って、でもどうやって選んだらいいんだこの数の中から。。。
大きなビルになっているお寿司屋さんは、それなりの歴史と技術などの理由があるから
そこまで大きくなっているわけだし
とはいえ、町のお寿司屋さんみたいな小規模なお店だと店主の個性溢れるお寿司が出てきたりするし。
スマホで調べるのもなんだか自分らしくないし。
悩み過ぎるーーーーーー。。

『トゥルルルルルル♬』 !!!!!!!!!!!!!!

鳴った!

しかも知らない携帯番号からの着信。
これは、もしや!!!

『はい、もしもし岡田です。』

『あー、もしもし。小樽の釣り人です。』

なんと穏やかで優しいおじさんの電話越しの声。

『に、ニシン、釣れましたか?』

『おう! 釣れたよ1匹だけど。 本当に見にくるかい?』

僕は何だか宝くじにでも当たったような高揚感で
喜びの頂点に達してしまいました。

もうこんなに暗いし、おじさんももう帰る支度を始めてしまっているかもしれない。
いち早くおじさんのいる小樽港に向かいたいけれど、雪はさらに降り積もっているし、。
そう、僕は心から面白いこと、そしてタイミングを最重要にするタイプの大人。
こんな機会は次いつになるかもわからない。

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驚くほどにタイミングよく目の前に停まっていたタクシーに声をかけ
僕は活きたニシンを見るためだけに港までタクシーを走らせました。

真っ暗な小樽港に到着。
タクシーの運転手さんには、ちょっと待っていただき、
すぐさまニシン釣りのおじさんのところにかけ寄った時の映像がこちらです。

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この状況下でこの天候の中、諦めずに竿を出す姿勢。
本当に感動しました。
そこには確かに、釣り上げられたばかりの活きたニシンが泳いでいました。

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おじさんは、ご丁寧にも、活きたニシンを手に取り、その姿を見せてくださいました。
本当に美しい。綺麗。

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『ニシンは、ウロコがすぐに取れてしまうけど、それでも本当に綺麗だよね。』
おじさんの言葉には、いつもなんらかの優しさを含んでいました。

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無我夢中でシャッターを切る僕を、優しい笑顔で見てくれているおじさんは

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僕にとってはヒーローに見えました。

『貴重な体験と、夢だった釣りたてのニシンを見せていただき、本当にありがとうございました! 』

『いやいや、こんな小さなニシンだけど喜んでもらえて良かったよ。またいつか小樽に来たら、この場所で会いましょう。』
おじさんはそういうと、釣り具を片付け始めました。

お互い、名前も職業も知らないおじさんと僕の出会い。
なんだか異国に来たような感覚。

僕は深く頭を下げてタクシーに乗り込み
オジサンとニシンへの感謝の気持ちを、
必ず他の方への感謝に繋げようと誓いました。

タクシー運転手さんもまた釣りがお好きな人だったようで、
今回の感動までの一連の流れを興奮気味に話す僕のしゃべりを
とても微笑ましく聞いてくださいました。

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タクシー運転手さんと相談して、
今夜の夕食は、『政寿司』さんにすることにしました。

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清潔感のある白い暖簾に期待値が上がります。

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お寿司屋さんのカウンターで、男一人寿司。
今回は、自分が寿司職人であることは伏せてお寿司をいただくことにしました。

今日は、ニシン記念日。
お祝いだ。
カウンター席に座り、注文したのが

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『政寿司厳選 小樽地酒三種飲み比べセット』
北海道 小樽市 田中酒造さんの
・宝川 純米酒
・宝川 大吟醸
・北の一星 純米吟醸

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それでは、おまかせ握りスタートです。

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まずはクロマグロの中トロ握り寿司

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ヒラメの握り寿司

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ホタテの握り寿司

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ムラサキウニの軍艦寿司

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ホッキ貝 正式名称は 『ウバガイ』の握り寿司

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ボタンエビの握り寿司

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ボタンエビのミソ軍艦寿司

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ししゃも焼き(オス)

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トキシラズの握り寿司

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クロマグロ大トロ炙りの握り寿司

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イクラの軍艦寿司

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そして、ニシンの握り寿司!!!

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もういっちょ、ニシンの握り寿司!!!

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ミズダコの握り寿司
そう言えば、忘れてた!
今回の小樽の主目的は、ミズダコをスキューバーダイビングで見ることだったじゃないか。。。。

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キンキの握り寿司(正式名称はキチジ)

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マツブの握り寿司(正式名称はエゾボラ)

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焼きアナゴの握り寿司

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コンブのお吸い物

どれもとーーーーーーっても美味しかったです!
ニシンが食べられたことも幸せでした!
ご馳走さまでした。

そして、
ニシン釣りの感動を余韻にもう一軒行っちゃいます。

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【AUTHENT HOTEL OTARU (オーセントホテル小樽)】

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このホテル内にある

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【CAPTAIN'S BAR】 へ

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カウンター席へ

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目的は、『アイリッシュコーヒー』。

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IRISH WHISKEY JAMESON(アイリッシュ ウィスキー ジェムソン)

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火を点けることでウイスキーのアルコールが少し飛び、
口当たりがまろやかになると共に、コーヒーが冷めにくくなるそうです。

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熱いコーヒーを注いで完成です。

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こちらが、アイリッシュコーヒー。

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相性抜群のそれぞれの味わいと香り。
じんわりと体全体が温まりました。

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気持ちが穏やかに酔える空間。
また伺わせていただきます。
ご馳走さまでした。

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ホテルまでの帰り道。
雪がふんわり、もっこり積もったベンチ。
ここに誰も座っていないなんて。
贅沢なベンチだなぁ。
と酔っているからそう思うのではなく、
なんだか、素でそう思い、
木の枝と枝の間にスマホ挟んで10秒タイマーをポチっ。

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誰もいない公園で一人、
してやったり、きもちいいい!
そんな心境になっていることなど全く伝わってこない写真になってますが
最高にテンション上がってます。^^;

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まっすぐ伸びた手宮線跡地。
なんか、ずっと立って見ていられるくらい気持ちいいです。

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翌朝もつい見入ってしまいました。

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旧 手宮線は北海道の最初の鉄道!

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日本銀行 旧小樽支店は金融資料館になっています。
小樽には、このようなカッコいい建造物がさらっとアチラコチラにあります。

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小樽郵便局もこのカッコ良さ!

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こちらは、似鳥美術館

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明るい時間に見ても素敵な建築物ですが、
それぞれの建物が夜もしっかりライトアップされているのが
一体感もあって凄いなと思いました。

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旧三井銀行小樽支店は、小樽芸術村になっています。

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今回はお腹がいっぱいでお伺いできなかった『小樽バイン(OTARU BINE)』さん
また次回!

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翌朝、新千歳空港駅に帰る電車の車窓から
雪降る冷たい海に浮かぶアザラシの群れが見えました。

んん???

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サーファーーーーーーーーさん!!!???
失礼しました。

これにて、今回の北海道 小樽物語4部作、完結となります。
ここまで見てくださったかたありがとうございました。
いつかの小樽旅行に少しでもお役立てましたら幸いです。

北海道 小樽市(1日目) 真冬のミズダコ スキューバー編
北海道 小樽市(2日目)小樽運河編
北海道 小樽市(3日目)小樽ソープランド物語編
北海道 小樽市(4日目)奇跡のニシン釣り編