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佐田岬半島(さだみさきはんとう)

[レシピ・recipe釣り・Fishing]

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2020年11月
細長〜く見える半島。
雲でちょっと見にくいですかね。

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地図のちょうど真ん中あたり。

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別の日に釣り船から撮影した佐田岬半島

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福岡から松山に向かう飛行機から撮影しているので
側から見ている感じです。
これが、日本一長い半島
愛媛県の佐田岬半島(さだみさきはんとう)。
その先端にある佐田岬(さだみさき)は、四国最西端の岬です。
突端には佐田岬灯台(高さ18メートル、灯高49メートル)が立てられていて、
麓には10台程度の駐車場もあり、そこから佐田岬灯台へは遊歩道で1.8kmの距離です。
大正7年建造、登録有形文化財です。

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九州本島最南端の佐多岬(さたみさき)と字や読みが似ていますが、

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漢字も読みも違います。
今回のブログは、愛媛県の佐田岬(さだみさき)です。
覚えておきましょう!

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大分県の佐賀関半島(さがのせきはんとう)先端にある関崎(せきざき)と向かい合い、
豊後水道(ぶんごすいどう)の最も狭い部分である豊予海峡(ほうよかいきょう)、またの名を速吸瀬戸(はやすいのせと)を形づくっています。
愛媛県西宇和郡伊方町に属し、瀬戸内海国立公園の一部ともなっています。
海上交通の要所ですが、付近には黄金碆(おうごんばえ)をはじめとして岩礁が多く、難所として知られています。

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伊予灘(いよなだ)
ちょこんと見える島は、地理的に青島だと思います。

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佐田岬半島の付け根にあるのが
愛媛県八幡浜市。

ここに超、超オススメの釣具屋さんがあります。

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『きくち釣具店』さん
店内に入ると、ガッツリと揃った品々。
来るお客さん、来るお客さんとの会話を聞いているだけでも
地元の釣り人から絶大な支持を得ていることがすぐにわかりました。
僕も有力情報を手に入れたので
時間があれば、どこかで釣りをしたいと思います。(道具ほぼ持参)

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それでは、この長い長い半島を進んで行きたいと思います。

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何度も車を停めて、撮影したくなるほどの絶景が繰り返し現れます。
よそ見運転にかなり注意が必要です。

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まずはここのポイントで何種類かの小魚を釣り

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次のこちらのポイントでも。
僕が釣った魚の写真を載せていないのは、
釣れてないからじゃないですよー。^^;
ボウズの時はボウズと書きますから。
すぐに逃がすべきほどに
小さい魚が釣れたということです。^^;

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今回のメイン目的地『佐田岬 はなはな』に到着しました。

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センス溢れる開放的な建物です。

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はなはなってどんな意味かというと、
『はな』 = 『岬』
から名付けられたそうです。かわいいネーミングですね。

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『九州・四国の最短航路』 国道九四フェリー(こくどうきゅうしフェリー)の乗り場もここにあります。
【愛媛県 三崎】から 【大分県 佐賀関】を70分で結ぶのがこの船『遊なぎ(YUNAGI)』です。

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はなはなモニュメント。
待ち合わせ時間よりだいぶ早く到着するのが岡田スタイルなわけですが、
ここで一人で、変な格好をして自撮りしなかったことが
ブログを書いていて悔やまれる部分です。
面白いこと出来なかった自分への嫌悪感。。^^;

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目の前は海。
女は海。

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ここはおそらく釣り禁止だと思いますが、
ちょっと歩けば釣りができるポイントだらけの環境。
海、川見ると、あー、投げたい。
釣り人あるある。

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佐田岬のこの立地にも関わらず、
オープンしたら、大賑わいとなる『はなはな』さん。
気持ちいいと美味しいが合わさってますから、そりゃお客さん来ますよね。

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『はなはな』には、様々な施設が入っています。
まずは、こちらのカフェ『木と樹』さんにて美味しいドリップコーヒーで一服。

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『しらすパーク』 ・ 『しらす食堂』

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1Fの『しらすパーク』には
このあたりで獲れたアワビ、サザエ、イセエビなどの活魚や
冷凍品、加工品、お惣菜などなど
美味しいものが沢山並んでいます。

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そして、2Fにあるのが『しらす食堂』。
ロゴが良いですねー!

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海、山、空が一望できる大きな窓。

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ここでお食事が出来るだけで幸せなことです。

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しらす食堂のオープンテラス

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超絶オススメです。

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2Fの一角には、広々としたフリースペース。
イベントごとなどもこちらで行われるようです。

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屋外のテーブル席もまた気持ち良い抜け感です。

さて、今回のお仕事はこちら。

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生しらすと釜揚げしらすの〇〇〇〇。(まだ公開できません。)

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イセエビの〇〇〇〇。(まだ公開できません。)

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資源保護の問題で様々な意見が飛び交っていますが、
しらすって、本当に贅沢で美味しいですよね。
何を食べる時よりも、一番感謝の気持ちが生まれるのが
しらすや魚卵ですよね。
いつもたくさん食べるものではなく、
たまに食べる贅沢品。という位置付けになるといいですよね。

夕方までみっちりとミーティングをして、また次回。

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夕暮れまで少し時間があるし、
ここで一竿。

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一度も当たりがないまま、暗くなり終了。。。
初めましての釣り場で、タイミングよく釣れることなんて、そうそうないよな。。。


今夜は佐田岬半島の付け根の八幡浜まで戻り宿泊。
夜な夜なの街歩き。

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雰囲気抜群の『やわたはま新町商店街』

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翌朝、早朝にホテルを出て、こちらまで。

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港に到着すると、物凄い魚影が!
どうしてこんなに魚が集まるかは、
この後お伝えします。

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今日はなんと、しらす漁見学に釣れて行っていただけることになりました!
しかも、漁の合間に釣りをしても良いよ!という嬉しいお言葉。
しっかり釣り道具持参です。
漁場的にもマダイは多いはず。
まずはジグで、
本命のマダイを是非釣りたいな!

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エサもあるから、何釣りでもしていいよ。
と出てきたのがたっぷりのシラス!!!
こんな贅沢なエサって・。。・。。
確かに、この場所なら、他のエサを手に入れるほうが高くつくのか。
すごい漁場だな。

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向こうには、シラス漁のための網を仕掛ける船が走っています。


とその時!!!
コンコン、ガッガッガッ!
強く噛みつき、引くこの感じ。


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一投目から
マダイきたーーーーーーーー!
なんだこの海!

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しかもデカーーーイ!!

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不発が続いた、DAIWA Catalina BJ AP 62MS-METAL が喜んでおります!

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そして、もう一匹!!
マダイではなく、自分に焦点が合ってしまった残念な写真。。。
俺になんて、いつでも焦点当てられるのに、。。。やっちまった。

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力を持て余していた、DAIWA CERTATE も喜んでおります!

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次々とマダイがHIT!
ヒャッホー!!!!
たのしぃーーーーーー!!

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まだまだ釣りをしていたい気分ですが
まもなく、シラス漁の網揚げが始まるということで
泣く泣く竿をしまい、あの船に向かっていきます。

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二艘の船がくっ付いて広げた網と網を寄せ合います。

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こうしてシラスたちがたっぷりと入るわけです。

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この中にタモを入れてすくって取り、ホースで吸い上げていきます。

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命がいっぱい。
シラスだーーーーーー!

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獲れたての活きたシラス。
心から、いただきます。

ふふぁー。

何も手を加えていないのに
とっても美味しいよ。
料理人泣かせな美味さ。
ありがとう。

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シラス漁には若い漁師さんもたくさんいました。

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獲ったシラスはホースで吸い上げ、船内タンクに流れていきます。

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港に戻ると、シラスの水揚げです。
船から吸い上げられたシラスが陸に揚げられます。

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そろそろきますよー。

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ドドドドドドドドーーーーー。

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大丈夫。
きっとまた来世は、もう少し大きくなるまで生きれる時がくるよ。
繰り返していこう。

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シラスを吸い上げる際の海水がそのまま海に排水される際に
混ざって入るシラスが港内の海に流れていきます。

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そうです。
さっきの答え。
この場所は、シラスの水揚げの際のおこぼれシラスがたっぷりとあるため
なんと、船が帰港し始めて、エンジン音が聞こえてくると
様々な魚たちがこの場所に寄ってくるんです。
そして、そこに釣り人が集まってくるという。

そりゃ釣れるよここなら^^;!


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マダイ釣りからのシラス漁。
眠気も吹き飛ぶほどの興奮時間でした。
関係者の方々、今度はお世話になりました。ありがとうございました!

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帰り道、
山のあちらこちらで見かけるこのレール。

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収穫したみかんをトラックまで運ぶための農業用モノレールです。

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海とみかん。
これぞ愛媛ですね。

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綱掛岩(つながけいわ)
(愛媛県大洲市長浜町櫛生)

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その由来がありました。
天平12年(740) 9月、
九州大宰府の少貳(次官)藤原広嗣は、朝廷に対し反乱を起こしました。
朝廷は大野東人を大将軍に任命し、17,000の兵を率いその反乱を鎮圧しました。
その際、伊予の国主越智玉澄も多くの兵を率い、
船を利用して筑前(福岡県北西部)を目指しました。
しかし、その途中大時化に遭い、この浜辺に一時滞在することになったのです。
その時、船の艫綱(ともづな)を投げかけたこの岩を「綱掛岩」と伝称しているそうです。
上陸して三ツ岩の地に三島大明神の祠を建て、
海上安全と武運長久を祈願された後西国へくだられた。
そして、広嗣軍を征討した玉澄は、帰路再びここに立ち寄り、
嶺櫛生(現在の大峯)に三島神社を建立したといわれています。
※長浜町観光協会より

これにて、この日は帰路に。

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佐田岬に昔から伝わる郷土料理『さざえみそ』
ちなみに、以下のレシピは昔ながらのものです。
【材料】
さざえ 25g
玉ねぎ 50g
味噌 50g
砂糖 25g
油 適量

【作り方】
鍋に水を入れ、沸騰したらさざえを入れ、約15分間茹でる。
さざえの肝を取り除いて水洗いをし、好みの大きさに切る。
玉ねぎはみじん切りし、フライパンに油をひき炒める。
味噌と砂糖を加えて煮る。
ここにさざえを入れ、一煮立ちさせる。
※さざえの他にも、『にな』や『ひなため』などの貝を使ったりもします。

この文化もいつしか途絶えそうになっている昨今。
若い世代が動き始めました。

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さざえみそを実際に作っている方々にリサーチ。
味付けが家庭ごとに違うのもまた、郷土料理の特徴です。

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『さざえみそ』 試作第一弾
まずは、当時の味をレシピ通りに再現したものです。
麦味噌の美味さが強く、甘さもしっかりめな印象です。
要調整です。

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生しらすをどんな味付けで食べたら、お客様が喜ぶのか?
今回のこのタレ。
食べてすぐに、生しらす専用にして良いと舌と脳が感じました。
これはいけます!
名付けて、『無限しらす』。

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左から、アオサ塩、みかん塩、しらす塩。
釜揚げしらすを乾燥させて、塩と混ぜた『しらす塩』は
旨味と塩味のバランスもよく、これを使った美味しい料理の数々が頭に浮かんできます。

店舗での提供と、物販商品化に向けて引き続き一緒に考えていきましょう!
オリジナル商品の商品化への道は続く。

サザエ味噌ミーティングを繰り返し行い、味も整ってきました。
瓶詰め、加熱殺菌処理後の味の変化はどうか?

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サザエと味噌が一対一で入っている贅沢なサザエ味噌。

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ん?
この緑は?
サザエのメスの緑色の肝の色素だな。

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サザエがゴロゴロ入っていい感じ。
麦味噌がしっかり漬かっています。
味噌の味がそもそも強いので、
味噌を多めに一緒に口に入れると、サザエらしさは、弱まってしまいますが
薄切りよりもいい感じです。

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緑色はやはりメスの肝でした。
食べてみると、サザエの濃厚な磯らしさが麦味噌と合わさってとっても美味しいです。
見た目がこんなだけど、絶対入れておくべきですね。

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サザエのクチバシが入っていました。
食べられないことはないですが、口に当たりますので
仕込み段階でしっかり除去をアドバイス。

次は賞味期限検査とパッケージデザインに進みます。