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月夜見宮(つきよみのみや)

[神社仏閣]

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外宮北御門から月夜見宮に真っすぐ伸びる道は、
地元の人々に「神路通り」と呼ばれ親しまれています。
この道は神様が通う道とされ、真中を歩くことなどを遠慮する習慣があります。

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【御祭神】
月夜見尊(つきよみのみこと)
月夜見尊荒御魂(つきよみのみことのあらみたま)

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天照大御神の弟神で内宮別宮 月読宮のご祭神と同じです。
月読宮は月読尊と荒御魂をそれぞれ別の社殿にお祀りしていますが、
月夜見宮は、月夜見尊と月夜見尊荒御魂を一つの社殿に合わせてお祀りしています。

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月夜見宮は、外宮北御門から西へ伸びる「神路通(かみじどおり)」の先にあり。
樹齢数百年の楠を始め、たくさんの木々に囲まれた神域は、
市街地と思えない静かで穏やかな佇まいです。

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月夜見宮は、繁華街のある伊勢市の中心に鎮座しますが、
古くは高河原(たかがわら)と呼ばれ川の流れと農耕に深いつながりのあるお社です。
『延喜太神宮式(えんぎだいじんぐうしき)』には「月夜見社」とあり、
外宮の摂社(せっしゃ)の首位に列せられておりましたが、
鎌倉時代のはじめ、第83代土御門つちみかど天皇の承元4年(1210)に、別宮に昇格されました。

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月夜見尊は『古事記こじき』、『日本書紀にほんしょき』よると、
伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)の二柱の御親神(みおやがみ)が、
天照大御神をお生みになられ、
次に月夜見尊をお生みになられ夜之食国をお治めになるようにご委任になられたと記されています。

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また、『日本書紀』には、
天照大御神のご神徳は「その光華明彩、六合くにの内に照り徹るほどである」とあり、
太陽にたとえられていますが、月夜見尊のご神徳はそれに次ぐものとして月になぞらえたと考えられます。

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【月夜見宮(つきよみのみや)】 外宮(豊受大神宮) 別宮
御鎮座地:三重県伊勢市宮後1-3-19