鬼昆布(オニコンブ)/ 通称 羅臼昆布(ラウスコンブ)
〈鬼昆布(オニコンブ)通称、羅臼昆布(ラウスコンブ)と呼ばれています。〉
明治の中頃から収穫されています。
飴色の大柄の高級品で赤口・黒口として風味豊かな濃厚出汁がとれるため、
昆布の王様と呼ばれることが多いです。
正式名は「りしり系えながおにこんぶ」といいます。
【産地】
世界自然遺産である知床半島の根室側(国後島側)沿岸のみに成育します。
山から豊富なミネラルが流れ込むことと、アムール川から流氷とともに多くのプランクトンが運ばれてくることなどから知床半島近海で育つ昆布は旨味成分が凝縮されおいしくなります。羅臼のウニが美味しい理由の一つは、羅臼昆布を食べているからだといわれています。
【漁期】
7月中旬から8月下旬
収穫後は11月頃まで、湿り取り、昆布のし、庵蒸、干し、熟成など、40以上の工程を経て商品になります。
【特徴】
茶褐色で幅が広く、幅20~30cm、長さは1.5~3m。 表面の色により黒口、赤口に区別します。
元揃、長切仕立で出荷されます。
出汁がすぐに出る、出汁をとった後もそのまま食べられる。
水に浸して数分で戻るので、煮物などに利用する場合は水に戻さずにそのまま使ってもOK。
昆布締めには一度だけでなく、二度、三度使えます。
【加工法】
にごりがでますが、香りが良く黄色味を帯びた濃厚でこくのあるダシが特徴で、主にだし昆布として利用されます。
昆布茶、酢昆布、佃煮、おやつ昆布などにも利用されています。
その他の昆布の種類についてはこちらから。
【こんぶ・コンブ・昆布・kelp】