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遊漁船 強神丸( 富山県射水市) スルメイカ釣り からの アカムツ釣り リレー船

[海の生き物釣り・Fishing]

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2022年2月 富山県射水市(いみずし)
遊漁船 『強神丸(きょうじんまる)』さん

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ざっくりこの辺り。

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船の名前が最高ですよね。
ただその代わり船長こわそうだなー。^^
とかドキドキしていたら、
『おはよーございまーす。今日はよろしくお願いしまーす!』
と、一人の僕に優しく話かけてくださり一気にほっこり。
先に言いますと、結果的にめちゃめちゃ優しい船長さんでした!

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射水市の新湊(しんみなと)マリーナから出港です。

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陸からしか見たことがなかった新湊大橋がバッチリ見えます。

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隣りのお兄さんのタックルボックスには、
強神丸さんの竿頭(さおがしら)ステッカーが!
しかし、猛者感を一切出さない穏やかで優しい方でした。^^

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海霧ではなく、
海の水が雲になっていく瞬間が見られました。
海面と雲の間は2mほど
どんどん雲が増えていきます。

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仕掛けを落とすたびに、サバとスルメイカが釣れるほどの群れ
仕掛けがグチャグチャに見えますが、すぐに解ける仕組みになっている優れもの。

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今回はこちらの仕掛けが大当たりでした。
株式会社下田漁具さんの『イカサビキ シュリンプⅡ』
サイズは14cmが5本
針は2段で
幹糸から出した枝スに、プラヅノを配置するブランコ仕掛けになっています。
直結対応の連結穴搭載
イカが好む赤目を採用
ボディーに刻まれたW型クリスタルカットが反射板のようにギラっと光り
屈折率の変化により、離れたイカにも猛アピールしてくれ、
スレたイカも思わず乗ってしまうエビ型形状です。

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このパイプを繋げて作られた道具はイカ釣りで良く使われる投入器です。
筒の中に順番にプラ角を忍ばせて準備し、
手に持ったオモリを海に投げ込むと、それに引っ張られて順番にプラ角が海に投入されていく仕組みになっています。

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この日使用した錘(オモリ)は100号。
100gではございません。
オモリは、1号=3.75g で計算します。
100号ってことは、375gの重さです。

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この仕掛けが通称プラ角(プラヅノ)と呼ばれていて
プラスチック製のツノを小魚などに見立ててイカに抱かせます。

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美味しそうなサイズのスルメイカです。

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少しでも針にかかれば、まず釣り上げることができます。
この日は、水深100m〜170mあたりに多くいました。

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イカは引くことしかできない習性を利用して
テンションをかけたまま、こちらも引くのみ。

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テンションが緩んで押すような力を与えてしまうと簡単に外れてしまいます。

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イカがいつか、引いてダメなら押してくる時代もやってくるのかな。

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牙でしっかり噛みつきにきています。

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実際にあそこで噛まれるととても痛いのでご注意ください!

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噛みちぎる力も、物凄く強いです。

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針も曲げ開いてしまうほどです。

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エサに抱きついて、すぐに噛み付いたことが想像できます。

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スルメイカ釣りのコツとしては、
イカの群れは移動するのが想像以上に速いので、投入の合図があったら即投入出来る準備をしておいたほうが良いです。
そして、船長の指示棚よりも10mくらい手前からサミング(リールのスプールに親指をあて)して
落とし込みでシャクリながら沈めると効率が良いです。
巻き上げで乗れば上針、落とし込みで乗れば下針に掛かっている確率が高いので
それを考えながら多点掛けを狙うとよく掛かります。
針や糸にゴミなどが付いていたらすぐに綺麗にしておくのも釣果アップにつながります。

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5本のプラ角、全てにスルメイカをかけることに成功しました。
以前、北海道の口悪船長に言われた言葉が頭をよぎったからです。
『浅場での釣りじゃない時は、せっかく沈めた仕掛けには全部さかなかけてから巻き上げろコラ!』


こちらがその時の動画です。。^^;

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スルメイカとサバが次から次へと釣れて嬉しい気持ち&

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寒すぎて、寒くない。
変なモードに突入です。

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『天然のいけす』富山湾から見る立山連峰(たてやまれんぽう)

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標高3,000m級の立山連峰と水深1,000m超えの富山湾
その高低差はなんと4000m!
この変化に富んだ地形が生み出す自然に恵まれているのも富山湾の特徴です。

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ヤリイカの場合だと通常は海底から10m以内に回遊していることが多いですが
スルメイカは海底から海面近くまで広く遊泳する活発なイカなので
プラ角を大きくシャクリ、動きにメリハリをつけるのもポイントです。

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同船されていた地元の方々は、さすがに慣れていて
釣れたスルメイカをその場でサッと開いて、

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スルメイカの船上潮風天日干しです。

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こうなると、生きものではなく

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完全に食べものに見えてきますね。

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こちらが強神丸の船長、今西強さんと奥様のりえさん
本当に丁寧で優しいお二人です。
あ、写真中央下に写っていますが
手が寒くてかじかまないようにと、七輪に炭まで用意してくださってました。

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りえさんもガンガン釣り上げていきます。

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スルメイカが一番美味しいタイミングを探るために、

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この生干し状態のやつにかぶりついておけばよかった。。。また次回の課題。

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今回、強神丸さんにお借りしたロッドは、
DAIWA 『AKAMUTU X S-210』。
アカムツ釣りのために作られた専用ロッドでした。
もちろん、スルメイカ、その他のお魚も色々と釣れます。

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電動リールは DAIWA LEOBRITZ(レオブリッツ) S500J

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結局スルメイカは53ハイ、サバが12匹釣れました。

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今回出番が無かったこちらは、また次回に使ってみたいと思います。
YAMASHITA イカ釣プロサビキ 14cm 5本
自然な泳ぎの魚型ボディ さかな針KA ラメ入りカラー

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さて
お次は、今回のメイン アカムツ(通称:ノドグロ)釣りです。
仕掛けはこちら。
OWNER(株式会社オーナーばり)
赤ムツ胴突(どうつき)仕掛け 3本針です。
赤ムツ針 17号
ハリス フロロカーボン 5号
枝長 60cm
幹糸 8号
間隔 130cm
全長 4.6m
この限られたパッケージスペースにその特徴を端的に表している言葉使いが好きです。
口切れやすっぽ抜けを防ぐ 5つの専用機能 バラシ撃退!
強力に糸ヨリをとる Wクレン親子??

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裏面にてしっかりとその説明が書かれています。

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仕掛図がこちら。

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こちらはアカムツを釣るための針

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先端が独特の形状をしています。

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アカムツ釣りに使用するエサは、なんとこちら!


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ホタルイカです!
富山湾の深場での釣りですもんね。
アカムツの大好物だそうです。
美味しそうだー。

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ホタルイカの針への付け方ですが、
表側から針を刺して、裏側にしっかり貫通させるだけです。

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水深160m前後
着底後、少しだけオモリを持ち上げて根がかりを回避し、
底付近でホタルイカを漂わせ、たまにシャクリ上げては、また漂わせ、
水深が頻繁に変わる海底をオモリで感じながら、じっくり待ちますが
なかなかアカムツが釣れません。

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食いが悪い時は、胴体から引っこ抜いてワタを露わにすると喰いつくこともあるから試してみて!とりえさん。

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ノドグロの大好物である、ホタルイカのワタを直接見せることでよろアピールしていきます。

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その際の針のかけ方は、両目に通す感じです。

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今日は釣れない日か。。。
スルメイカをガンガン釣っていたギャップもあって、悲しい気持ちになりつつも
荒れて出港すら出来ない日も多い、冬の日本海側で
こうして立山連峰の美しさを見ながら釣りが出来ているだけで幸せなんだと
いつものポジティブに切り替えてリベンジを誓うのでした。

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帰り際に船長がくださった、新湊マリーナ 強神丸ステッカー

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そしてまさかの、スルメイカで好成績をおさめ
強神丸 竿頭ステッカーもいただきました!
ありがとうございます。

【強神丸(きょうじんまる)】
ホームページ:https://www.kyoujinmaru.com/

当日の様子はこちらからどうぞ。