さより・サヨリ・針魚・細魚・Hyporhamphus sajori
[うつわすし・sushi岡田イズム海の生き物釣り・Fishing]
ダツ目トビウオ亜目サヨリ科サヨリ属サヨリ
長崎県壱岐にてサヨリ釣り
ちょうど港に群れが入ってきていました。
活きている時から綺麗ですでに美味しそうです。＾＾；
３０ｃｍを超えるものは、両開きの扉の戸締りに使う閂（カンヌキ）に例えられて、
「カンヌキ」と呼ばれています。
魚を直射日光に当てて撮影するのにハマっていた2010年代。。。
眼で見る綺麗な光の反射が、写真では伝えられず。
それでもなお、水中写真ではなく、地上で
日中の太陽光を当てて撮りたかったのは、
今思うとなぜだったのだろう＾＾；。
陽の光が強い場所を探して、お店の2階のベランダで撮影したり、
店先の公道で撮影したり。
水族館や市場、魚屋さんで見る魚の綺麗さとは
また違った綺麗さを伝えたかったのだと思います。
サヨリ3本並べ
こうしてみると、サンマのようにも見えます。
とにかく、魚のパーツそれぞれの魅力を写真に残したくて。
もしかしたら、サヨリに会えるのは今日が最後で
なんらかの原因で、来季からは絶滅してしまうかもしれない。
目に映る全てのものを、そんな風に思って生きていたので、
とにかく夢中でシャッターを切っていました。
サヨリの独特な形状の口や顎は
みんながみんな知っていることでもないし、
見たことがない方もいるかもしれないし、
そういう気持ちが溢れて、
僕のブログはいつも写真がいっぱい。
あの人が見たい部分と、この人が見たい部分では
ちょっとの異なりがあるかもしれない。
人に必要とされる写真がこのブログの中のどこかにあるかもしれない。
だから、似てるけどどこか違う写真がいっぱい。
こんなサヨリの綺麗な側面は、
僕だってまた後日ゆっくり見たくもなるだろうし。
サヨリの握りずし
器：二階堂明弘さん
サヨリの握りずし
器：望月万里さん
サヨリの塩締め
サヨリの酢締め
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改めて、サヨリを撮影する機会をいただきました。
やっぱり美しいサヨリ。
やっていることは十数年前となんらかわらない。
魚の魅力的な部分を、多くの方に見てもらいたいだけ。
そして、必要とされることがあれば、なお嬉しい。
サヨリの顔
赤色が特徴的な、サヨリの下顎を下から覗いてみる
綺麗だ。
サヨリの胸ビレ
こっち側から見る胸ビレ
サヨリの眼
サヨリの口
上顎が短く、下顎が長い。
この形状の意味は、
海中のプランクトンなどの小さな生きものを
スプーンで掬うようにして食べるため。
受口の極み。
それにしても斬新な進化だなと、人間は思ってしまう。
改めて、サヨリの口。
メリットはわかったが、デメリットはないのだろうか。
今後の進化に注目が集まる。
上下にあるサヨリの歯はとても細かく、
人の指で触るとザラザラとした感触です。
サヨリの鼻の穴が確認できます。
サヨリの上半身
サヨリの胴体
サヨリの下半身と尾
ブルーグレイなサヨリの背
何色と表現したらよいのか、
世間的には青背と呼ばれる種類です。
ということで、サヨリは青魚ということでよろしいでしょうか？
銀白色のサヨリの腹
青い背と銀色の腹、その中央上寄りに走る白いライン。
ウロコをとってしまった後のサヨリなので、
今度はウロコバリバリのまま撮りたいと思います。
こうして上から見ると、細長い全貌がわかりやすいですね。
サヨリの尾と尾ビレ
サヨリの下アゴの付け根
透明感があります。
死後2日経ったサヨリの腹でも、内臓が透けそうなほどの透明感です。さらに新鮮なサヨリだともっと透け透けです。
サヨリの腹ビレ
サヨリの肛門
サヨリの腹開き
内臓にこれくらい脂が確認出来ると、
身にも程よい脂がのり、さっぱりの中に旨みを強く感じるすしを握ることができます。
サヨリも腹黒い魚です。
サヨリの肝臓
サヨリの中骨は青いです。
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サヨリの握りずし 塩で
鮮度、状態の良いサヨリは、薬味不要です。
サヨリの毛細血管の色気
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サヨリのエラの隙間に入り込んだ白い物体。
サヨリに宿る寄生虫「サヨリヤドリムシ」です。
サヨリヤドリムシについては、
別途、こちらのブログからどうぞ。
苦手な人もいるかもしれませんので（閲覧注意!!）
https://www.sumeshiya.com/blog/2022/05/mothocya-parvostismothocya-sajori.html
