しろかじき・シロカジキ・白梶木・Black marlin・Istiompax indica
[海の生き物]

2020年10月
長谷川大樹より、Deep Impact な写真が送られてきました。

こんな感じの写真で、
『シロカジキ、水揚げされました!』
でも十分に嬉しいメッセージなのに、

この写真自体が、非日常な写真なのに、

彼は魚に感謝し、愛し、そして無駄なく処理をし
その命を料理人まで届けてくれます。
氷水と一緒にケースに入ってしまうパターンは初めて見ました^^;。

この日の長谷川さんは、身長177センチ 体重85キロ
このシロカジキのサイズはなんと、300kg!!
こちらが、シロカジキの水揚げの様子です。
300キロ近い身体を、時速50~80キロで泳がすことができる尾ビレで叩かれたら
ヒトなんて粉微塵です。と長谷川さん

注目すべきは、長谷川さんの左手です。
自分よりも大きいものに対してでも
赤ちゃんを優しくあやすように、愛する人を抱くように、
そんな愛を感じる一枚です。

身の状態はこんな感じという写真。
これが今日届くと思うとソワソワします。
僕ができることは、
今日以降のお客様にこの食材魂を繋ぎ伝えていくこと。
長谷川さん、いつもありがとうございます。

2016年9月
長谷川さん 笑顔で抱いてますけど、
普通の人はこれ、持ち上げることすらできないですからね。^^
うちの子供たちもそのうち、これがやりたくて筋肉に興味持ち始めるかも。

(注):彼や僕のこれらの行動は、全て魚を愛しての行為です。

スズキ目マカジキ科シロカジキ属シロカジキ
シロカワカジキとも呼ばれています。

シロカジキなのに、英名は Black Marlin。
英名は、生体の背中の濃い青黒い色から、
和名は、死後の白くなった体色からそう呼ばれています。
この呼び方の違いが文化の違いであり、感性の違い。
これだから地球は面白い。

ちなみにシロカジキは、メスのほうが大きくなります。
カツオを丸のみするほどの超肉食系。
人間が丸のみ出来る魚なんて、小魚以外なかなか無いですよね。

カジキなどの特徴でもある、この尖った部分、吻(フン)と言います。


背中が美味しいカジキですが、もちろん腹身もこんな感じに美味しそうです。
身についている透明の尖ったものは、カジキのウロコです。
硬くて尖っていて、これが口に入ったら大変なことになりますので、
絶対に綺麗に取り除いてくださいね。

2014年 生き物が大好きな長男のシロカジキ観察

基本的には観察の際、触って良いものは触るタイプ。
それは大切なことだと思います。

パーツパーツで異なる感触。

小さな子供達で、こういうものに触ることを恐れる子には、
『もう生きていないから動かないよ。毒も無いよ。』
このような安心系の言葉が響き、触れるようになりますので
やってみてください。








シロカジキの胃袋










シロカジキの胃袋パクチー醤油漬け

生のシロカジキの握り寿司

器:村上祐仁さん

シロカジキの漬け握り寿司

シロカジキの湯霜漬け握り寿司いちじくスライスのせ



