いとよりだい・イトヨリダイ・糸縒鯛・Nemipterus virgatus
イトヨリダイ(高知県宿毛市にて)
スズキ目スズキ亜目イトヨリダイ科イトヨリダイ
体長は40 cm程度まで成長し、身体は細長く、やや側扁しています。
尾ビレは深く二叉し、上端部が糸状に伸びているところから
糸を撚った(いとをよった)形に見えるのでイトヨリダイです。
体色はピンク色で体側に黄色い縦縞が6本有ります。
横縞に見えますが、魚の場合は頭を下にした時に
縞模様が縦に見えれば縦縞、横に見えれば横縞になるので
イトヨリダイは縦縞になります。
エラ蓋の上部にある赤い点がイトヨリダイの印です。
近縁種のソコイトヨリとの区別が簡単にできます。
長崎県平戸にて
イトヨリダイ釣りの様子です。
玄界灘にて
イトヨリダイの活締め
土佐湾にて
イトヨリダイの神経締め
2025年8月17日 長崎県平戸にて
イトヨリダイとベイト
イトヨリダイ(皮引き後)
イトヨリダイの握り寿司
パーラー江古田さんのパンにイトヨリダイをサンドしてみました。
日本では上級白身としての位置付けにある魚です。
うま味が強く、秋冬のイトヨリダイは本当に美味しいです。
柔らかく崩れ易い身質なので、蒸したり、塩焼きにする場合が多いですが
お寿司にしてもとても美味しいです。
台湾では「金線鰱」(ジンシエンリエン)と言われ、中級の魚として食べられています。
油で煎り焼きにする事が最も多いものの、台湾では「話梅」(干し梅)の風味を付けた汁をかけて食べたりもします。
他にも、蒸し魚、塩焼き、魚肉練り製品の材料に使われる場合もあります。
中国、香港や広東省では
「紅衫」(広東語、ホンサーム)と言われ、中級の魚として食べられています。
香港では落花生油で焼いて、豆豉で味を付けるなど、地域によって味付けに違いが見られます。
蒸し魚、塩焼きももちろんあります。
【イトヨリダイととさかのりのカルパッチョ】
【イトヨリダイのナムル】
【イトヨリダイの青のり明太おろし】
シーザードレッシングが相性良いです。
【イトヨリダイのお味噌汁】
【イトヨリダイとミリン(海藻)のスリランカカレー ツナパハEDITION】