ブログ

芋菓子・芋せんべい

[当店のスイーツ神楽市場]

imogashiimosenbeiIMG_4971.jpg

瀬戸内海に浮かぶ岩城島の銘菓『芋菓子』と『芋せんべい』。

一般的には「芋けんぴ」と呼ばれていますが、地元では「芋菓子」と親しまれ
けんぴほど硬くなく、外はカリッと中はホクッとした芋らしさが残っています。

OGI_6833.jpg

imogashiimosenbeiIMG_4996.jpg

原材料は3つ。
・さつまいも
・植物油
・砂糖

さつまいもを細長く切るか輪切りにして油で揚げ、
砂糖をまぶした昔ながらの製法です。

芋せんべいは、毎年10月頃から採れる岩城島産の安納芋を使用。
収穫後その日のうちにスライスしてすぐに揚げています。
この時期だけの限定品です。なくなり次第終了となります。

芋菓子は、鹿児島の契約農家の方が作った黄金千貫という品種を使用しています。
焼酎の原料にされることが多いのですが、その味にほれ込んで
「黄金を千貫積んでも値打ちがあるイモ」と言われたのが名前の由来です。
さつま芋独特のクセがなくほのかな甘み、白っぽい色が特徴です。

職人さんが、その時々で変わるサツマイモの味と水分量を見極め
油の温度、砂糖の量を調整し
いつもおいしい芋菓子になるように手作りされています。

「芋けんぴ」はスーパーなどでも手に入りますが、芋の味が違います!
無添加、国産芋で安心して食べられ、絶妙な歯ごたえと程よい甘さ。
油っぽくなく軽い食感で一度食べだすとまらなくなりますのでご注意。

サツマイモは食物繊維が豊富で、ビタミン等の栄養価も高いので
お子様からお年寄りまで皆様でお召し上がりいただけます。

この芋菓子は、お土産がきっかけでファンになるかたも多く、
お取り寄せや贈答品としてもとても大変喜ばれています。

古くは、飢餓のときにさつまいもをたくさん作って乗り越えたという実話もあり、
大正8年頃からいものお菓子の生産が始まったそうで
最盛期には30軒もの芋菓子製造業者があり『岩城島』といえば『芋菓子』と言われるほどの
花形産業だったそうです。
しかし、
今残るのはたった1軒。『タムラ食品』さんのみです。
そのような歴史がある中で、『芋畑再生プロジェクト』と称し
友人であり飲み仲間の経営する
株式会社ぽんぽこらんどの代表 古崎公一氏自らが
無農薬無化学肥料栽培をしながら、芋農家さんにもお願いをしてできたさつまいもを掘り上げ、
生芋をタムラ食品さんが微調整しながらスライスし、丁寧にに素揚げして芋の味をしっかりと封じ込めています。
芋の栽培から加工、販売まで改善を長期で繰り返し、100%岩城島産の美味しい芋せんべいが完成しました。

・芋せんべい 1箱 630円(税別)秋限定
・芋菓子   1箱 600円(税別)

酢飯屋 / suido cafe / 神楽市場 にて販売しております。