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水酛(みずもと)仕込み

[日本酒]

水酛仕込みは、室町時代に奈良市の郊外にある菩提山正暦寺の僧侶さんが創製された酒母のことで、
生米を水に漬け乳酸菌を生み出す製法を基に醸したお酒は、
まるでヨーグルトやチーズを思わせる感じるがあります。
この造り方は、現在普及している速醸酛や生酛系酒母の原型であると考えられています。
酒母育成において、酒蔵に住み着き野生化した酵母と乳酸菌の働きを生かすことが特徴で、
現在、全国でもこの古典的な製造技術をもつ蔵元は数えるほどです。