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チューリップ・tulip・Tulipa

[植物]

ユリ目ユリ科チューリップ属チューリップ

和名は鬱金香(うこんこう、うっこんこう)と呼ばれます。
夏が来るころには、チューリップの実は、白くなって枯れ始めます。
すっかり枯れると、乾いた実が割れて、中からたくさんの種がこぼれ出ます。
それは、長さ7mm、幅5mmほどの、薄くて小さな種です。
チューリップにも種があるのです。
秋にその種を蒔くと、春に芽を出しますが、
ネギのような細い葉を10cmほど伸ばすだけです。
やがて、土の中に小さな球根を残して枯れてしまいます。
その球根は、マッチの頭くらいの大きさしかありません。
種から育った球根は、次の年も、その次の年も、花を咲かせません。
たった1枚の葉が出てくるだけです。
でも、球根はひとまわりずつ大きくなっていきます。
こうして、球根は少しずつ太って、
種から5年目になって、ようやく花を咲かせることが出来るようになります。
チューリップには種はあるけれども、主に球根から育てます。
花を咲かせるには、球根の豊かな養分が必要です。