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まこんぶ・マコンブ・真昆布・Saccharina japonica

[乾物海藻]

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コンブ目コンブ科カラフトコンブ属マコンブ
日本の固有種です。

その他の昆布の種類についてはこちらから。
こんぶ・コンブ・昆布・kelp

〈真昆布(マコンブ)〉
古くから先住民族アイヌにより採られていました。
鎌倉時代、宇賀(渡島地方の地名)昆布として若狭に運ばれ名声を得ました。
最も巾が広く、肉厚で高級品です。
白口元揃、黒口元揃、本場折は「道南三銘柄」と呼ばれ、関西(特に大阪)で好まれます。

【産地】
道南の渡島支庁白神岬から函館市、恵山を経て噴火湾にいたる地域です。
青森県下北半島・岩手県・宮城県の沿岸。
採取される浜により、
白口元揃・・・恵山岬を境界とし、南茅部から砂原に至る沿岸。
黒口元揃・・・恵山岬から汐首に至る沿岸
本場折・・・汐首から函館市に至る地域
の高級3銘柄があります。
成育水深は7~8mほどです。

【特徴】
色は淡褐色、長さ1~8m、幅は12~30cm、下部で幅広いくさび形になって茎につながります。
切り口の色で、白口元揃(白色)と黒口元揃(黄色)に区分されます。

【加工法】
代表的な良質の昆布で高級ダシ昆布としては上品な甘味をもち、清澄なダシがとれます。
塩昆布、おぼろ・とろろ昆布、切昆布、佃煮などにも利用されています。

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酢飯屋で使用している昆布のひとつ、
北海道産の鬼昆布(オニコンブ)通称、羅臼昆布(ラウスコンブ)。
日本料理を代表する出汁界の主役。
2017年
ねばりと旨味をしっかりと出せる寿司屋業に励みたいと思います。
左:山本祐也(24歳) 中:岡田聖也(28歳) 右:大山浩輝(20歳)
若き寿司職人とはいえど、立派な成人男性。
中身も外身も精神も切磋琢磨して鍛え上げていきましょう。


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乾燥めかぶ
乾燥させても口の中に入れると粘りがしっかりと蘇ります。