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なたね・ナタネ・菜種・Brassica napes L.

[植物青果]

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【キザキノナタネ】
1979年度 東北農業試験場が無エルシン酸、草型良、耐病性、多収を目標として『東北72号』を母、『Rapora』を父として交配し、選抜固定を図ってきたもので、1987年度より『東北84号』として試験に供されてきたものです。
1990年11月『なたね農林47号』として農林登録されています。
キザキノナタネは中晩生で青森県の奨励品種『カミキタナタネ』とほぼ同じで、『トワダナタネ』より早い系統で青森県における越冬性はこの2種と同等です。草丈は『カミキタナタネ』より高いですが、耐倒伏性が強く収量性は特に優れています。食用油の条件とされている無エルシン酸の特性があるので消費者、実需者、農家さんの要望に応えることができます。
適用の範囲は北東北の平坦地帯。
なたねと交雑可能なアブラナ植物からは十分離して栽培を。
耐倒伏性は強いが、過度の多肥栽培は倒伏、菌核病の多発を招く恐れあり。


【菜々みどり】2001年7月12日公表
成熟期が『キザキノタネ』と同じ、中の晩で
耐寒雪性が強く、子実中にエルシン酸を含みません。
野菜用なばなとして多収で、一本重が重いです。
収穫期間は『かぶれ菜』に比べて一週間程度早いです。


【キラリボシ】2001年7月12日公表
子実中にエルシン酸を含まず、かつ低グルコシノレートの品種です。
成熟期は『アサカノナタネ』並みの中生で、『アサカノナタネ』に比べて多収です。
菌核病抵抗性、耐倒伏性、寒雪害抵抗性に優れています。

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【ななしきぶ】2003年9月8日公表
温暖地の栽培に適しています。
子実中にエルシン酸を含みません。
成熟期は『オオミナタネ』よりやや遅く、『キザキノナタネ』より早い中生です。
『オオミナタネ』より寒雪害抵抗性が強く、多収です。


【キタノキラメキ】2012年9月12日公表
無エルシン酸です。
『キザキノナタネ』と比較し、北海道十勝地域で越冬株率が高く多収です。


【ななはるか】2014年2月5日公表
成熟期が早い無エルシン酸系統です。
九州南部地域では『ななしきぶ』より成熟期が4日早く、
梅雨入り前に収穫可能です。
圧搾油の食味を良いと言われています。


【きらきら銀河】2015年9月29日公表
エルシン酸を含まずグルコシノレートが低いダブルローなたねです。
食用油に適していて、ミールの多角的利用が可能です。
標準品種と比較すると、収量性がやや高く、収油量も多い、寒冷地向きの品種です。


〈なたね油・菜種油〉

菜たね油【菜ばかり】
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滋賀県東近江産の菜種を100%使用して
化学薬品、添加物を使用せず丁寧に絞られています。
天然の黄金色は太陽のめぐみの証です。
名称:食用菜たね油
原材料:菜たね
製造者:NPO法人愛のまちエコ倶楽部
滋賀県東近江市妹町70番地
電話:0749-46-8100
ホームページ:http://ai-eco.com/


なたね油【まごどさ】
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安心で健康的な食を孫の代まで伝えたい。
『まごどさ』は岩手の方言で『孫たちへ』を意味します。
昔ながらの製法で100%国産のなたね油です。
名称 食用なたね油
原材料名 食用なたね油(国産)
製造者 株式会社 デクノボンズ
岩手県一関市大東町渋民字和田沢117-1工房地あぶら


水口かんぴょうと菜種油のお寿司
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