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ししおざる・シシオザル・Macaca silenus

[動物]

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オス

サル目(霊長目)オナガザル科

インド南部デカン高原南西部
熱帯の湿潤な常緑樹林の樹冠に生息しています。

英語では Lion-tailed Macaqueと呼ばれます。
名前の由来は、ふさ状のしっぽの先が、
ライオンのしっぽに見えるところからです。

全身黒い毛で覆われて、頭から頰、顎にかけて銀色のたてがみが特徴的です。
数頭のオスと多くのメスからなる、約20〜30頭の群れで暮らしています。
なわばりを守るために侵入する群れに対しては、大きな鳴き声をあげます。
雑食性ですが、特に果実をよく食べるサルで、
硬い皮のあるジャックフルーツなどを食べています。

オスとメスの違いは体格差ですぐにわかります。
約、倍くらいの体重差があります。
オスが約10kg、メスが5kgほどです。

大きな犬歯が発達していて果実の硬い皮を破ったり、枝をかじったりするのに
役立っています。

生まれた時の顔はうすいピンク色でおとなのようなたてがみはありません。
生後半年ほどでたてがみも伸びてきます。

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メス

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メス

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オス