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つめたがい・ツメタガイ・ 津免多貝・Glossaulax didyma

[海の生き物]

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吸腔目タマガイ科ツメタガイ属ツメタガイ

巻貝の一種。
東アジアから南アジアでよく見られ
干潟の砂地にすんでいます。
大きさは、高さが約3センチ、幅が約5〜7センチほどで
丸くつるつるした殻は螺旋形になっています。

干潟の代表的な捕食者で、
潮が引いた干潟の地面に体を浅く埋めたまま移動したり、
貝などの獲物を見つけると中身を食べたりします。
その際、まず脚と呼ばれる軟体部を広げて獲物に覆いかぶさって
逃げられないようにしてから、ノコギリの歯のような突起が付いた歯舌(はした)で
殻に穴を開けて、酸性の消化液を入れて身を溶かして吸って食べます。

先日、ハマグリ漁に同行させていただいた時にも
たくさんのハマグリに穴が開けられ、中身が空っぽというものを目にしました。
あの硬いからに穴を開ける歯。。。
何かに有効活用出来そうな気がする。

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愛知県知多半島では本種を「うんね」と呼び、
塩揉みして生食するほか、煮付けやおでんの具として食しているそうです。

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