給食のコーンクリームシチュー
『給食で出たコーンクリームシチューが美味しかった。』
帰宅後、小一の長男がボソッと言った。
殿堂入りレベル?
『うん、殿堂入り。』
うちで言う殿堂入りとは
月一で登場しても大歓迎な、おうちご飯のこと。
具材何が入ってて、どんな風に作るんだろうね?
連絡帳に書いて聞いてみよう。
【先日、給食で出たコーンクリームシチューが大変気に入ったようで、おうちでも再現したいのですが、レシピなど教えていただくことはできますでしょうか?お返事お待ちしております。】
先生からのお返事はこうだった。
給食室に聞いて見ます。しばらくお待ちください。
そして数日後、
毎月発行されている
小学校の食育だよりなるものの一面を飾ったのがこちらの紙面。
1年生の保護者の方から、
シチューがおいしかったので作り方を教えてくださいと問い合わせがありました。
給食をおいしく食べてくれていること、
家庭でも給食のことを話題にして頂いていることを知り、とても嬉しく思いました。
いやいや、こちらこそ嬉しく思います。
800人分ほどの給食を8人で作っている凄まじさ。
以前、千葉県の妙典小学校に
【スーパー給食】を作りに行ったのを思い出しました。
食材の量も桁違い
調理器具のサイズもスケールが違います。
どのパートもかなりの重労働、これらを女性が日々やっていると思うと
頭が下がりました。
その時のミッションだった
子供が苦手な野菜を盛り込んだ給食を
子供達が残さず食べるような給食にする。
誰が作ったのかをしっかりと確認した子供達は
その気持ちを理解し、残さずに食べてくれたことが
今でも心に残っています。
さて、
じゃあ、コーンクリームシチューを再現してみようか。
玉ねぎを角切りに
じゃがいもの皮はピーラーで剥いといて!
順調に剥き始めて終わる直前。
指、やっちゃいました。
怪我をして学ぶ、
失敗して成功する。
自主的にやりたいと言ったものは、
どんどんやらせて
どんどん失敗して
どんどん学ぶ。
その涙は絶対に無駄にならない。
コーンクリームシチューを
優しく包み込んでくれたのは、松本かおるさんの器でした。