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うっかりかさご・ウッカリカサゴ・Sebastiscus tertius

[すし・sushi料理海の生き物釣り・Fishing食遊び]

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スズキ目
カサゴ亜目
メバル科
メバル亜科
カサゴ属
ウッカリカサゴ

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なぜ、こんな名前かというと、
うっかりするとカサゴと間違えてしまうくらい似ている。
というのが名前の由来です。

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こちらの写真はカサゴ、たしかに見た目はそっくりですよね。

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仕掛けを海底に落として、すぐ、もしくは数メートル巻き上げたあたりで
『ガツっ』とかぶりつかれた感覚が竿先からすぐに伝わってきます。

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ゆっくり巻き上げてきても、ウッカリカサゴにとっては水圧の変化が海底とは著しくことなるため
眼が飛び出してしまったり、胃袋が膨らんで口から出てしまったりしてしまいます。
本当にゆっくりゆっくりと、途中スキューバーダイビングで言うところの
安全停止をさせたりしながら釣り上げれば、この現象を防ぐことができるのかもしれませんが、
どうしても魚がかかると、何が釣れたのかはわからないことが多いため
早く巻き上げないと逃げられてしまう!と考えてしまうため、ついつい糸を巻いてしまいます。

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もっと広い心で、ゆっくりじっくり釣り上げれば、眼や胃袋が飛び出していない状態で釣り上げることができるのだと思います。

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ウッカリカサゴ と カサゴ のダブルヒット!!

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ウッカリカサゴの顔1

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ウッカリカサゴの顔2

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ウッカリカサゴの顔3

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ウッカリカサゴの顔4

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ウッカリカサゴの顔5

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ウッカリカサゴの眼

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ウッカリカサゴの横顔
魚種を同定するにあたり、この顔の横にある棘が何本か?なども大切なことがあるので
名前がわからない魚が釣れた際には、この部分の撮影もオススメしておきます。

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ウッカリカサゴの頬の棘

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ウッカリカサゴの胸ビレ・エラ蓋
この胸ビレの軟条数でも、カサゴとウッカリカサゴを見分けることができます。
ウッカリカサゴは19本、カサゴは17〜18本です。

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ウッカリカサゴの胴体
側線付近にも白い斑模様が点在していますが
カサゴの場合は側線付近には白斑はありません。

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ウッカリカサゴの胴体

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ウッカリカサゴの胴体

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ウッカリカサゴの背ビレ

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ウッカリカサゴの胸ビレ・腹ビレ

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ウッカリカサゴの下半身
水圧の変化によって、肛門からは腸が飛び出してしまっています。

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ウッカリカサゴの腹ビレ

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ウッカリカサゴの背ビレ・臀ビレ

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ウッカリカサゴの臀ビレ1

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ウッカリカサゴの臀ビレ2

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ウッカリカサゴの尾ビレ1

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ウッカリカサゴの尾ビレ2

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ウッカリカサゴの尾ビレ3

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体色は橙から赤、褐色と生息環境や遺伝子によって個体差があります。
水深の深いところでは赤が濃くなる傾向にあります。

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こちらの個体は赤が濃いので水深が深いところに棲息していたのかもしれません。

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ウッカリカサゴの口1

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ウッカリカサゴの口2

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ウッカリカサゴの舌

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ウッカリカサゴの横顔1

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ウッカリカサゴの横顔2

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ウッカリカサゴの横顔3

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ウッカリカサゴの頬

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ウッカリカサゴのエラ蓋

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ウッカリカサゴのアゴ

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ウッカリカサゴの第一背ビレ

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ウッカリカサゴの第二背ビレ

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ウッカリカサゴの胸ビレ

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ウッカリカサゴの尾ビレ

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長崎県対馬 海子丸の細井さんが釣ったウッカリカサゴが
十河(そごう)さんのカワイイ絵付きで届きました。

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こちらは、ウッカリカサゴをもって、満面の笑みの長谷川大樹(はせがわひろき)氏。

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こちらは、ウロコを取った後のウッカリカサゴ

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ウッカリカサゴのお刺身(湯引き)
2009年

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ウッカリカサゴは、どのお客様もご存知なく
『こんなに美味しいんですね!』と高評価いただきました。

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酢飯屋では、このようにして敢えて
生きものとしての魚の姿をなるべく見ていただきながらお魚を食べていただくようにしています。

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ウッカリカサゴのアゴ、こんな風になってるんだー!?とか。

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ヒレの模様が綺麗ですね!とか。
切り身だけではわからない、魚の美しい部分。

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ウッカリカサゴとマダイの塩煮

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おろししょうがと長ネギと昆布と日本酒と塩だけで蒸し煮にしています。

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ウッカリカサゴとアオハタのトマトスパイス煮込み

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